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2019/04/02

利回り15%の「百貨店積み立て」で失敗しない注意点3つ

(写真=StockCo/Shutterstock.com)
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日銀のマイナス金利導入で、高金利商品に人気が集まる中、注目されているのが百貨店積み立て。女性がコツコツ積み立てて、満期金で高価なものを買うというイメージがあるかもしれない。金融商品とは毛色が違うが、身近でお得な積み立てとして始める男性も増えてきている。

1年積み立てると1ヵ月分上乗せのシステム

毎月一定額を積み立てると、1年後の満期時には12ヵ月分の積立額に1ヵ月分がプラスされた金額で商品券やプリペイドカードなどで受け取れる、というのが一般的だ。

積立を始めるには、「友の会」会員になることが前提の場合が多いのだが、三越・岩田屋・伊勢丹共通の「エムアイ友の会」は、3つのデパートすべてで使えるため、人気の友の会だ。積立金額は5000円~50000円まで、期間は6ヵ月と1年、全6パターンから好きなものを最初に選ぶ仕組みである。1年積み立てのコースを設定している百貨店が多いが、「エムアイ友の会」のように、6ヵ月コースを設定しているところもあるので、利息額は減るが短期間でも楽しめる。

今回は月々1万円積み立てたと仮定して見ていこう。

金利15%、非課税、優待豊富……メリットは3つ

1つ目の魅力は高いリターンだ。1年間積み立てると合計12万円、受け取れる商品券や商品カードは13万円分だ。これを利回りに換算してみると、13万÷12万=1.083%で年間8.3%の金利がついている計算だ。月々の積立金額に金利がつくので、複利で約15%分の金利がつくというわけだ。100万円を金利0.025%の1年もの定期預金として銀行に預けても、利息はわずか250円(税抜き)にしかならないのを考えると、魅力的なリターンである。

2つ目の魅力は非課税というところだ。普通預金・定期預金など多くの預金商品は、一律20%が引かれるため、ただでさえわずかな利息がさらに目減りするので、ガッカリ度は大きい。先ほどの250円の利子の場合、さらに目減りして200円になってしまう。2037年末までの約20年は、復興特別所得税も上乗せされるため、20.315%が引かれる。20%でも、20.315%でも大きく目減りすることには変わりない。しかし、百貨店積み立ては預金ではないので、税金は引かれることはない。現金で使えるわけではないにしても、まるまる自分の手元に入るという嬉しい話だ。

3つ目の魅力はさまざまな会員優待だ。レストラン・ホテル・美術館の割引、会員限定の劇場招待、お歳暮やお中元の割引(5%、10%など)、会員限定のセールや、デパート主催のイベントが無料といったところもある。会報誌を出しているデパートもあるので、自分が使いたい施設と提携していたり、割引率の高い優待などをチェックしておきたい。
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