増やす
2019/01/04

お金を増やすために、専門家おすすめの方法4選と考え方

(写真=Twinsterphoto/Shutterstock.com)
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一生懸命働いても、頑張って節約しても、なかなかお金が増えない……。そんなあなた、もしかしたら頑張り方を間違えているかもしれませんよ。今回はお金を増やすための考え方と、具体的な実践方法をご紹介します。

お金を増やすには、まず資産形成計画から

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リタイアまでにいくら貯めるか目標を設定

お金を増やすには、はじめに計画を立てることが重要です。まずリスクのない貯金のみで、目標額までの資産形成が可能かをチェックします。例えば、現在40歳として65歳でリタイアする場合、退職金以外に2,000万円の貯蓄を行うと仮定します。

現在貯蓄が0円なら25年間で2,000万円の貯蓄が必要で、目標達成には年間80万円の貯蓄が必要になります。ひと月当たりでは、約6.7万円の貯蓄を行う計算です。

貯蓄計画のため、家計を見直そう

この貯蓄目標の達成が難しい場合、家計の見直しをしましょう。家計簿アプリなどを利用し、収支の可視化を図ります。支出額が多い項目から見直しを行うと、効率が良いです。節約が成功して貯蓄に回せたら、そのままできるところまで継続していきましょう。

それでも難しいなら投資を選択肢に

家計を見直しても貯蓄計画の遂行が難しいなら、投資が選択肢になります。その際に役立つのが「年金終価係数」です。一定のリターンのもと、積み立て投資を行ったときに、いくらの資産となるかを計算する係数です。

先ほどの条件だと、25年で2,000万円を用意するには年間80万円の貯蓄が必要でしたが、年率3%のリターンがあれば約55万円の積み立てで済みます。80万円の積み立てなら、約2,900万円の資産となります。ウェブ上の自動計算サイトがありますから、利用してみてください。

FPおすすめの投資方法4選

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お金を増やす方法として「投資」を選択肢とする場合、どういう投資手法を選ぶべきでしょうか。以下にいくつかご紹介します。

株式投資

投資として最もポピュラーな手法の1つが株式投資です。日々価格が変動するので、その値動きを利用して利益を狙います。買った値段より高く売れたときの売却益と、企業の利益から出される配当が利益となります。

債券投資

国や企業が資金調達のために発行する債券は、安定的な資産の代表です。満期時点で元本が返済され、それまでは利子を受け取ることができます。

不動産投資

株式や債券の代替投資として注目されているのが不動産です。比較的値動きが株式より低く、債券の利子収入より高い賃料収入が期待できる傾向にあるため、ミドルリスク・ミドルリターンの資産といわれています。

実際に不動産を保有するほか、「REIT」と呼ばれる不動産投資法人に投資する手法があります。REITでは現物資産を所有せず、不動産の管理費用などが発生しないため、気軽に投資が可能です。

投資信託

投資信託は、上記で紹介したような資産を1つに詰め合わせた金融商品です。基本的に分散投資となりますから、1つの資産に集中投資するより、リスクは低くなる傾向にあります。

初心者は避けた方がよい投資

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変額保険

外貨や投資信託で運用する保険ですが、それらのコスト以外に保険会社独自のコストが発生するため、直接これらに自分で投資した方がコスト面で有利です。

新興国債券

通貨を交換する際のコストが非常に高く、注意が必要です。これらの通貨には、FXなど他の投資手法の方がコスト面で有利です。

初心者には投資信託がおすすめ

(写真=StudioByTheSea/Shutterstock.com)

これまでいくつかの投資手法をご紹介しましたが、投資未経験の方に最もおすすめなものは、投資信託です。

なぜ投資信託がいいの?

先述しましたが、投資信託はいくつかの資産を組み合わせるので分散投資が図れます。リスクが低くなる傾向にありますから、最初の投資でも過度なリスクテイクとなりにくいのです。

投資信託のお得な活用方法

投資信託を利用するなら、より有利に投資ができる優遇制度を利用しましょう。3つの優遇策について表にまとめました。
優遇策 iDeCo(イデコ) NISA つみたてNISA
年間投資可能額 14.4万~81.6万円 120万円 40万円
運用益 非課税 非課税 非課税
運用益非課税期間 60歳まで 5年間 20年間
所得控除 全額所得控除 なし なし
受取時の優遇 退職所得控除or公的年金等控除の適用 非課税 非課税
メリット 税制の優遇が高い いつでも解約可能 買付手数料無料
いつでも解約可能
注意点 60歳以降の受給年齢に到達するまで解約できない 購入可能は2023年まで 購入可能は2037年まで
銘柄に制限あり
ETFは買付手数料がかかる
    NISA、つみたてNISAの同年の併用不可

最も高い優遇策が取られているのが「iDeCo」で、2018年10月末で加入者は100万人を超えました。2017年3月末では約43万人でしたから、1年足らずで倍以上に増えています。

しかしながら、60歳まで解約できない点はイデコの弱点です。いつでも解約できるNISAや、つみたてNISAも上手に併用しましょう。

効率よくお金を増やす方法を考えて

お金を増やす方法はさまざまなものがありますが、まずはリスクのない貯蓄のみで資産形成を考えます。貯蓄だけでは目標の達成が難しいとき、初めて投資を選択してみましょう。投資は資産形成の一手段に過ぎません。

そして投資を選択する場合は、リスク・コストの面や税制面で、最も効率的な商品を選ぶことをおすすめします。

文・若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)

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