家族
2019/08/11

二世帯住宅のローンは慎重に。親子ローンの注意点とは

(写真=Freedomz/Shutterstock.com)
(写真=Freedomz/Shutterstock.com)
一般的な住宅建築よりも、何かとお金がかかるのが二世帯住宅です。親子二世帯で暮らす家を建てる際には、親と子、両方がお金を出し合い、時には親子でローンを組むこともあるでしょう。親子ペアローン、親子リレーローンなどの種類がありますが、親子で住宅ローンを組む際には、いくつかの点に注意が必要です。ここでは、親子ローンの特徴や注意点について紹介します。

親子でペアローンの方法と注意点

ペアローンというと、共働きの夫婦が対象というイメージがありますが、親子でも利用が可能です。ペアローンとは、同一の物件に対して、夫婦それぞれ、あるいは親子それぞれの収入を基準として、各々が住宅ローンを組む方法のことです。例えば、二世帯住宅の物件価格のうち7,000万円をローンにしたい場合、「親が3,000万円、子どもが4,000万円を借りる」というようにローンを組むことができます。

ペアローンを組んだ2人は、それぞれがお互いの連帯保証人となります。団体信用生命保険の加入も債務者ごととなるため、親または子のどちらかに既往症がある場合などは、借り入れが難しくなる点は注意しておきましょう。ペアローンを組むと1人当たりのローンの負担が軽くなるだけでなく、債務者ごとに住宅ローン控除などの税制優遇を受けられるのもメリットです。

まだ、現役で働いている親世帯と若い子世帯が同居する二世帯におすすめの方法といえます。

親子ペアローンの注意点

ペアローンの注意点として、借入金額と物件の持ち分割合が等しくない場合には、贈与税の対象となる可能性があることを覚えておきましょう。物件の持ち分が1対1であるのに、借入金額の割合が異なる場合、借入金額が大きい方が、少ない方への贈与を行ったとみなされてしまうケースがあるのです。そのため、それぞれの経済状況に大きく差がある場合、思ったようなローンが組めないこともあります。

そのため、親子ペアローンは夫婦ペアローンよりも足並みをそろえるのが難しいと感じることがあるかもしれません。ペアローンを利用する前に、お互いの家計の収支状況や今後のライフプラン・マネープランについてもよく話し合うようにしましょう。
1 2
Page 1 of 2
PREV 【FP解説】男性の育児休暇、女性にとってうれしい取り方・過ごし方
NEXT 相続の手続きで勘違いしやすい4つのポイントを行政書士が解説

続きを読む

Feature