家族
2019/02/10

音信不通の妹も保険金受取人に。「どうして半分ずつなの?」

(写真=Iammotos/Shutterstock.com)
(写真=Iammotos/Shutterstock.com)
あまり表に出ることのないファイナンシャル・プランナー(FP)という職業の女性たちに、普段どんな相談を受けているのかリレー日誌形式でつづってもらう連載。FP佐々木さんのもとを訪れたのは、介護状態の父親の面倒をみる、中年独身女性でした。お金の相談をひもとくと、さまざまな人生の一端を垣間見ることができます。

父が要介護状態になった中年女性からの相談

お金の相談を受けるということは、さまざまな人生の一端に触れることだと思います。

もう何年も前の話になりますが、印象深い一件がありました。FPの資格を取ったばかりの頃です。

「一日でも早く、父が契約者となっている保険証券の保全手続きを行って欲しい」

筆者に40代後半の女性顧客からこのようなご相談がありました。

お父様は数年前事故に遭われ、要介護状態に近い状態。筆者に連絡が入ったのは書類に字を書くのもやっとのタイミングです。

問題となったのは2つの養老保険

この時の「保険証券の保全手続き」とは具体的にどんな手続きかというと、被保険者が身体的な事情によって給付金請求や受け取り等を行えないとき、家族の方など、特定の人が代わりに保険会社へ請求を行う事を予め指定する特約を付ける、手続きでした。

「指定代理人特約付加」といって、ご高齢の場合、年齢の近い配偶者に指定せず、子供を代理人や受取人にすることは珍しくありません。

このご家族の場合もそうで、該当の証券に関しては、お父様の意思を確認し、相談者の女性(娘)に変更や付加の手続きを行いました。

ここまでは特に何も問題は起きなかったのですが、問題となったのは、2つの養老保険でした。
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