『日経WOMAN』が選出する「女性が活躍する会社BEST100」で2019年度【ダイバーシティ推進度】部門3位にランクインした3大携帯キャリアのうちの一角であるKDDI株式会社。多くの人が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体はその企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。

子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。有価証券報告書には、企業の事業内容、従業員の状況から中長期経営計画、将来的なリスクといった企業の経営状況のすべてが記載されています。

就職先・転職先として会社研究をする際には、必ず確認しておきたい書類です。面接のときにも有価証券報告書の内容を頭に入れておくことで、面接官とのやり取りがスムーズになるでしょう。

KDDIの平均年間給与は約936万円

KDDI株式会社の平均年間給与は936万3,399円です。また、平均年齢は42.4歳で平均勤続年数は17.6年であることが分かります。(2018年3月31日現在における提出会社単体の数字)セグメント別の状況を見ると、主力のauブランドを中心とした個人向けの通信・エネルギー・教育サービスであるメインのパーソナルセグメントでは売上高が7.3%増加しました。

さらに、バリューセグメント(個人向けの決済、エンターテインメントなどのサービス)は15.7%の高い伸びを示していますが、グローバルセグメントは採算性の低い事業の統合などを進めている関係上、-10.3%と減少しています。