期待と不安に胸が膨らむ社会人1年目。いざ自分が担当する仕事を始めてみると、思っていた通りにできなかったり、期待に応えられない自分にイライラしてしまったり……そんな状況になっていませんか。でも、落ち込むことなかれ!誰もが通る社会人1年目の悩みをポジティブに解決しましょう。

希望する仕事に就けないとき……目の前の仕事に全力を尽くしてみよう

初めての配属で、希望の仕事に就ける人はなかなかいないですよね。思ってもみなかった業務を任されるかもしれませんし、最もやりたくないと思っていた業務が自分の担当になることもあるでしょう。

「自分にはもっとふさわしい仕事があるはず」「この能力を生かして仕事がしたかった」と思う人にとって、希望する仕事に就けないことは耐えがたいことです。その思いが続くことで「辞めたい」「転職したい」という気持ちがわき起こってくるかもしれません。

このような状況に置かれたとき、まずは目の前の仕事に全力を尽くしてみませんか。

どんな仕事であれ、頼まれたことを90点ではなく110点で仕上げるようにする。面倒くさがったり嫌がったりせず、目の前の仕事に全力を尽くして結果を出すことで、周りからの評価が少しずつ変わるはずです。

「頼まれごと」は「試されごと」と思って、仕事に対する自分の考え方を変えてみましょう。

仕事ができない自己嫌悪で苦しいとき……ダメな自分を認めよう

これまでやったことがない、経験したことのない仕事ばかりの新社会人。日々の業務が挑戦の連続ですよね。

資料の作成や、まだ使い慣れない複合機の操作、初めての営業まわり……。全て初めて体験することばかりなので、うまくできないことも当然あります。できなかった自分のことを自分で責めてしまうこともあるでしょう。

自分を責めると苦しいものです。苦しいのは、頭の中に思い描いている「できるはずの自分」と現状の自分にギャップがあるからです。

「今の自分にはできない。できるようになるには○○を続けて経験を積むしかない」というように、まずはダメな自分を受け入れることが大切です。

そして、背伸びをせずに自分にできることだけを必死にやる。理想の自分を求め過ぎず、ダメな自分を受け入れることが、自己嫌悪から抜け出す第一歩だと言えます。

仕事がうまくいかないとき……まず自分の心を整えよう

仕事がうまくいかないときほど、焦ってやみくもに動いたり、一人でがんばり過ぎてしまったりしていませんか? 何をやってもうまくいかない……そう思ったときは、視野が狭くなっている可能性があります。

どこを見ても仕事とそれにまつわるトラブルだらけ……実際はそんなことはないのにそう思えてしまう。忙しさや焦りから思考が偏り、一方的な見方しかできないことを視野が狭くなるというのですが、こうした状態だと何から手をつけていいかわからず、心に余裕がないので解決策が思い浮かびません。

そのようなときはパニック気味の心を落ち着かせ、冷静な判断ができるよう整える必要があります。では、一体どのようにすれば心を落ち着かせ、整えることができるのでしょう。

まず目の前にある仕事や問題に対応する前に、一見関係ないようですがお部屋や会社のデスクの整理整頓から始めてみてください。

お部屋やデスクが散らかっていると落ち着かないものです。こうした身の回りの見える部分を整理整頓していくことで、仕事やトラブルから一旦離れることができます。

無心になってお部屋やデスクを整理整頓していってみましょう。熱くなった頭が次第に冷えていくのを感じるかと思います。身の回りが整えば、落ち着いた環境の中で冷静さを取り戻していくことでしょう。

冷静さが戻ってくると、今まで見えなかった解決の糸口が見えたり、仕事の効率が上がったりするなどの好循環も生まれてきます。