花粉症を根絶!?変わり種「ふるさと納税」3選

ふるさと納税では、使途を決め、賛同者から寄付を募る自治体があります。寄付する側は自治体の夢や問題解決に貢献できるというメリットがあります。

自治体のプロジェクトに賛同して寄付するふるさと納税の中から、変わったプロジェクトを5つ紹介します。

スギやヒノキを間伐し花粉対策！広島県神石高原町

ふるさと納税の寄付を使って花粉症の対策をしようと頑張っているのが広島県神石高原町（じんせきこうげんちょう）です。花粉症の原因となるスギやヒノキを間伐し、日本の里山に合った広葉樹を植樹することによって花粉症対策を進めようとしています。目標金額は3,000万円、執筆時点（2018年4月12日）で108万円が集まっています。

家族で宇宙旅行を！愛知県碧南市

愛知県碧南市（へきなんし）では、宇宙旅行プロジェクトがスタートしています。碧南市には、宇宙用の飛行機を開発しようと頑張っている企業があります。空港から飛び立ち、宇宙を旅行して空港へ帰ってくる。そんな夢のある「宇宙旅行を実現させようという計画」です。目標金額は1億円、執筆時点（2018年4月12日）で約25万円が集まっています。ちなみに、碧南市は地域の特産品であるにんじんを使ったみりんを作ろうという企画も展開しています。

イカ釣り漁を応援！石川県能登町

日本3大漁港の1つを擁する能登町（のとちょう）は、寄付によってイカ釣り漁を応援しようという企画を立ち上げています。1度出港すると1ヵ月は帰港できないイカ釣り漁では、物資がたくさん必要になります。寄付によって物資を購入し、イカ釣り船団を支援しようというプロジェクトです。目標金額は500万円。執筆時点（2018年4月12日）で約508万円が集まっています。

1万円の寄付から、イカ釣り船団が水揚げしたイカを返礼品として受け取ることができるため、自治体に貢献できたという実感を得ることもできます。

ここに紹介しきれなかったプロジェクトもたくさんあります。寄付したお金の使い道にも目を向けて、オトクにあなたのお金を活かしてみてはいかがでしょうか。

文・大貫あつこ（ファイナンシャル・プランナー）