銀行にお金を預けてもスズメの涙ほどしか金利がつかないいま、百貨店・デパートの「友の会」は利回りが良いことで知られています。
地元百貨店の応援にもつながる「友の会」についてメリットやデメリットをあらためてご紹介します。
「友の会」のメリットは?
三越、伊勢丹、高島屋など、多くの百貨店が行っている「友の会」は、お金を毎月積立していくことでその金額以上の商品券がもらえるサービスです。たとえば、毎月1万円ずつ年間で12万円積立した場合、そこにさらに1回分(1万円)のボーナスがついて13万円の商品券が受け取れます。
銀行にお金を預けてもメガバンクの1年定期預金は0.01%と利息はゼロに近い状態ですが、友の会の積み立てであれば積立1回分のボーナスの場合は年利15.38%に相当するため利率の差は一目瞭然です。
また、預金の利子や株取引の利益であれば20%程度の税金がかかりますが、友の会であれば利益となる積み立てのボーナス分が非課税となるため税金を引かれることがありません。
「友の会」のデメリットは?
友の会の積立で得た商品券は加入している百貨店でしか使えません。ボーナスは魅力的ですが、その分使い方が限られています。
よく買い物をするご贔屓のデパートがある人には向いている方法であり、複数のデパートで買い物をする人にはやや不向きといえます。
さらに、友の会で得た商品券は、銀行のように補償があるわけではありませんので運営母体である百貨店が倒産した場合には使えなくなる可能性があります。
使い道をよく考えて
銀行の利率があてにならないいま、友の会の利用は検討価値が高いサービスです。ただし、その百貨店でしか使用できないため、加入する前によく買い物をする百貨店かどうか、友の会で得た商品券はどのような使い道があるかなどを事前に検討しましょう。
文・佐倉三月
【こちらの記事もおすすめ】
>「冷蔵庫に入らない!」ふるさと納税の失敗を防ぐ3つのステップ
>3月が権利確定日!女性にうれしいスパ&エステ優待4選
>花粉症対策グッズは「OTCスイッチ医療品」になるの?