営業職はノルマや仕事内容がハードなため、転職を希望する人も少なくありません。営業職からの転職にはこれまでのスキルが活かせる職種がオススメ。具体的に4つの職種を紹介します。転職成功のための3つのポイントを理解し、イキイキと働ける職場へ転職を成功させましょう。

営業から転職したい人が挙げる4つの理由

営業から転職したい人必見!おすすめの職種や転職成功のコツを解説
(画像=『Rolmy』より引用)

営業は結果がシビアに出るため、身体的にも精神的にも大変なことが多い仕事です。
「辞めたい」「転職したい」と思いながら働いている人も多いはず。

ここでは、営業から転職する際の理由としてよく挙げられるものをご紹介します。

1.ノルマに追われてきつい

営業職である以上、ノルマは避けて通れません。
達成できれば良いものの、できなければ上司から叱責を受けたり、自信がなくなったりして辛くなります。

仕事から少し離れて落ち着く時間を作りたくても、ノルマが達成できないうちは休みを取りづらいことも。
このような状況に疲れ、転職を考えるケースがよくあります。

2.飛び込みやテレアポがつらい

新規開拓営業では、テレアポや飛び込みをしなければなりません。
テレアポであれ、飛び込みであれ、相手にとっては特に興味のない商品の売り込みです。

警戒され、話をする前にあっさり断られることも少なくありません。
それどころか、怒鳴られることもあるでしょう。

それでも、商談の約束がとれるまでは繰り返し電話や訪問をする必要があります。
ろくに話も聞いてもらえず断られ続ける体験を繰り返すのは、大きなストレス。

「仕事だから」と割り切れる性格でなければ、精神的に非常につらいでしょう。

3.残業や休日出勤が多く大変

会社の考え方や営業形態によって異なりますが、営業社員は残業や休日出勤も珍しくありません。
これは、顧客の都合に合わせる必要があるためです。

また、ノルマが達成できていないときは結果を出すまで行動しなければなりません。
資料の準備や営業先のリサーチなどのため、勤務時間外に働かざるを得ないケースもあるでしょう。

好きなように休めないため、身体的にも非常につらくなってしまいます。

4.成果が出ず給料が少ない

営業職では、「固定給+歩合給」制を採用しているところが多いです。

法律上、雇用契約を結んだ社員を完全歩合制で働かせることはできません。
一定の固定給は支払われますが、それほど多くないことがあります。

営業成績の良い月は給料も大きく増えますが、契約が取れなかった月はがくんと減少。
収入が安定しないため収入の見通しが立てづらく、成果が出せていない人は給料も上がらないまま。

このように金銭的な不安が大きいことも、転職を考えるよくある理由です。

営業から転職しやすい職種4選

営業から転職したい人必見!おすすめの職種や転職成功のコツを解説
(画像=『Rolmy』より引用)

営業職から転職したいと考える人は少なくありません。

中途採用の場合、企業は即戦力となる人を求めています。
そのため、転職するときは前職で身につけたスキルや経験が活かせる職種を選ぶと採用されやすいです。

営業から転職する場合も、営業経験が活かせる職種にすると決まりやすくなります。
たとえば、次のような職種がオススメです。

1.営業職

営業からの転職でもっとも内定を得やすい職種は、同じ営業職です。

「営業の仕事がつらいから転職したいのに同じ営業職?」と思うかもしれません。
しかし、同じ営業職といっても、形態や扱う商材によって難易度は大きく異なります。

たとえば、一般の消費者を対象にした新規開拓営業と比べると、ルート営業は無茶なノルマを課されることが少ないです。

顧客の都合に振り回されることもあまり多くないという特徴があります。
また、新規開拓の必要ないルート営業なら、飛び込みやテレアポも不要。

このように転職先企業をしっかりと選べば、同じ営業職であってもつらいと思わず働けることもあるのです。
「仕事はつらかったけどやりがいも感じていた」という人は、別の企業の営業職にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

2.販売職

販売職は、扱っている商品を顧客に購入してもらうという点で営業職と同じ。
営業で鍛えたコミュニケーションスキルやプレゼン能力などが活かせます。

未経験からでも比較的挑戦しやすく、求人が多いため職場を選びやすいのもメリット。
営業から転職するのにおすすめの職業の一つです。

ただ、販売職にもノルマがあるところは多く、長時間勤務になる職場もあるのがネック。
転職するにあたってはその点をよく考慮して選ぶ必要があります。

3.企画・マーケティング

企画・マーケティング職も、営業からの転職先としておすすめです。

この職種は、マーケットを調査してニーズを把握し、新しい商品やサービスを企画する仕事。
営業職で培った情報収集力や市場データの分析力が活かせるでしょう。

ただし、中途採用の求人数はそれほど多くなく、求人が出た場合も経験者が優遇される傾向にあります。

企画・マーケティング職を志望する場合には、求人情報を常に収集し、自分にはどのような強みがあり、それをどう企画・マーケティング職に活かせるかをプレゼンしましょう。

4.コンサルタント

企業の抱える課題を分析して解決策を提案するコンサルタントも、営業からの転職先としておすすめの職種。
営業経験を通して身につけた課題発見力や問題解決能力がそのまま活かせるでしょう。

需要が伸びている業界でもあり、未経験からの採用も増えています。

ただし、コンサル先のクライアントの事情で振り回される可能性があったり、未経験の業界を担当する際にはしっかり勉強する必要があったりと、忙しくなる場合もある点に気をつけましょう。