7月の京都は浴衣などの服装、祭などのイベント、各所の観光スポットが楽しめる月です。関西住まいの方も遠方からの旅行の方もとても和の夏を楽しめます。平均気温はとても高いですが、服装のポイントを押さえてあなたも京都の夏を楽しみませんか?面白いイベントもありますよ。
京都の7月の天気や気温は?
京都の7月の天気と降水量
京都の7月の天気ですが、年々雨の日が減っていて、とても観光に最適となっています。しかし、降水量から見てみると一年を通して一番多いのが7月です。降水量が少ない分、地面が空からで暑さが酷いです。また、盆地という地形から熱が籠もりやすくなっています。
京都の7月の最高/最低気温と平均気温
京都の7月の平均気温、降水率、最高気温、最低気温を表にしています。表を見てみると平均気温が上昇傾向です。降水率も急激に下がっているのが分かります。2017年では33.4℃となっており、観光やイベントでは熱中症対策が欠かせないでしょう。
京都の7月の気温・降水率
2015年 | 2016年 | 2017年 | |
平均気温 | 31.7℃ | 33℃ | 33.4℃ |
降水率 | 38.7% | 16.1% | 6.5% |
最高気温 | 36.5℃ | 36.2℃ | 36.1℃ |
最低気温 | 19.4℃ | 21.9℃ | 21.2℃ |
とても暑い7月の京都ですが、施設内はエアコンの寒さで困ります。ストールを上手に活用してみましょう。
京都の7月の服装コーデ
京都の7月の服装ポイント①:和の服装で京の町並みの絵になろう!
京都で観光をするなら、浴衣を着たいところです。自分で着るのが難しい、苦手という方は着物のレンタルと着付けをしている所が増えていますので、レンタルして着付けて貰いましょう。値段もリーズナブルなところが多いです。街の風情をより感じられる服装ではないでしょうか。
どうしても自分で浴衣が着たいという方は、作り帯のものを購入しましょう。帯を巻いて結びの部分を取り付けるだけで簡単です。帯も巻きたいという方はYouTubeの動画を参考にしましょう。丁寧に説明されています。着物に比べてすぐに着付けられるので是非お試し下さい。
POINT
浴衣の着付けポイント
浴衣の着付けで気をつけるのは左右どちらを前にするかです。左を前にしましょう。初歩ですが、大事なことです。昔の人は胸元に持ち物を入れていて、利き手の右で取りやすいようにと覚えると簡単です。
和装の時のヘアスタイルは普段着ないと分からないです。
京都の7月の服装ポイント②:チュールのスカートで涼やかに
京都の7月の気温はとにかく暑いです。そして、人も多いですので楽な服装がおすすめです。チュールの風通しの良いロングスカートと、楽なTシャツという組み合わせがいいでしょう。そこに、歩きやすいスニーカーを合わせてカジュアルだけど可愛くしましょう。店内などが寒いといけないのでパーカーも持っておきたいです。
チュールのスカートは見ていてもとても涼しいアイテムですね。暑い季節、自分にも周りにも涼しさをもたらすコーデです。チュールはトップスの合わせによってフェミニン、カジュアルなど様々に変化します。観光ではTシャツなどのトップスでカジュアルにしましょう。
京都の7月の服装ポイント③:ゆったりと楽チンスタイルで!
シャツとゆったりしたボトムスもおすすめです。シャツの下に一枚カットソーを入れて、シャツを冷房対策に使うのもいいでしょう。観光施設の中と外では気温差が大きいですので、それに合わせて調節出来るような服装がベストです。
シャツもボトムスでフェミニン、カジュアルへと変化するアイテムです。どうせ旅行や観光なら動き回るのに楽な服装が良いです。シャツが締め付けない分、ボトムスもゆったりさせると楽に過ごせるでしょう。色は白色や黒色の他、自分のお気に入りをチョイスしましょう。夏らしい青を持ってくるのもいいでしょう。
京都の7月の服装ポイント④:スキニーパンツで格好いいカジュアルに
スキニーパンツはデニムのものではなくストレッチの効いたものが楽です。スキニーパンツはどんなカットソーとも合わせやすい上、動き回っても疲れにくいのが嬉しいアイテムです。シューズ選びも合わせる幅が広くて助かるでしょう。気温差のある場所で、上着にパーカーでもカーディガンでもシャツでも合います。
靴についてですが、写真のように格好いい靴を合わせたいところですが、ヒールの無いパンプスやサンダルを持ってくることをおすすめします。歩きやすさを重視しましょう。せっかくですので、旅行や観光を優先して服装を選びましょう。自分の大好きなオシャレは近場のお出かけに持っていくのが妥当です。
京都の7月の服装ポイント⑤:ゆったりワンピースで動きやすさと可愛さを
女性の服選びの味方であるゆったりとしたワンピースは楽でとっても便利です。一枚あるだけで、羽織る物を変えたり、靴を変えたりするだけで色々な服装を楽しめます。シンプルなものがベストです。観光や旅行、イベントにも活躍するのではないでしょうか。旅行の場合嵩張らないのもありがたいですね。
京都の7月の服装ポイント⑥:オフショルトップスで女性らしく爽やかに
近年、オフショルのアイテムをよく見かけるようになりました。旅行先でも流行のアイテムを入れてみましょう。オフショルのトップスは可愛いです。デニムパンツなら動きやすくて合う組み合わせとなるので試してみてはいかがでしょうか?
デニムはスキニーにすると観光や旅行で歩き回って次の日に脚がパンパンになるかもしれません。スキニーのみおすすめいたしません。デニムはカジュアルの代名詞ですので、旅行の荷物対策で活躍するでしょう。オフショルのトップスを合わせると可愛さがあって良いですね。カジュアルでガーリーな服装で楽しみましょう。
京都の7月の服装ポイント⑦:気温調節の必須アイテムはこれ!
ストールは持ち運び便利でコーデのアクセントにもなります。不要なときはバッグの中に入れておけるので、夏の暑い京都では役立ちます。休憩で立ち寄る建物内はしっかりと冷房がかかっていますので、羽織る物は持ち歩くのが邪魔という方にぴったりです。ストールは膝掛けにもなって便利です。
京都の7月の服装ポイント⑧:紫外線にも負けずに楽しもう!
灼熱の京都です。紫外線も相当強いでしょう。その為大きめの帽子でしっかりと紫外線対策が必要です。黒が無難ですが、夏と言うことで、ストローハットも良いのではないでしょうか。その他には、折りたたんでも皺にならない帽子です。脱ぎたいこともあるでしょうし、その際邪魔になりますのでおすすめです。
京都の7月の服装ポイント⑨:足下は涼しさと可愛さを
服装の足下は、「歩きやすい」「疲れない」がポイントです。旅行、観光、イベントを思い浮かべると歩きにくい靴なんてもってのほかですよね。それでもオシャレがしたいという方はヒールの無いものにしましょう。夏の定番のサンダルで季節感を出してみましょう。底が固い物はNGです。歩き回っていると痛くなります。
クロックスなどのサンダルは楽でいいのですが、コーデが台無しにならないよう避けるべきでしょう。オシャレなデザインのものが売っていますので、お気に入りの楽なサンダルを探してみましょう。意外と簡単に見つかります。
京都の7月の服装ポイント⑩:万能な靴で京都を散策しよう!
「歩きやすい」「疲れない」の定番として、スニーカーがあります。シンプルな物だと何にでも合わせられるという利点がたくさんある靴です。自分の好きな服の色を意識してスニーカーを選んでおくと便利ですよ。一旅行全てスニーカーで過ごすと荷物にもならないし、服装が考えやすいですよ!
京都の7月の服装ポイント⑪:オシャレで実用的なリュックはマストアイテム
京都なら何処に住んでいても、旅行先の候補に入るでしょう。そのため、持ち運びが便利なバッグはとても重宝します。その代表格がリュックです。オシャレで実用的なリュックは最近よく見かけます。両手があいているというのもポイントです!スマホで目的地を探していても邪魔になりませんよ。自由に観光できます。
京都の7月の服装ポイント⑫:大きめショルダーバッグは女性の味方
何にでも合う大きいショルダーバッグがあれば便利です。夏は上着を着脱するので、大きめのバッグだと収納出来てとても助かります。イベントで買ったグッズや、旅行なら少々買い物をしても小物ならしっかり入りますよね。京都は和風の可愛い小物が見つかるので、つい買ってしまっても安心ですよ。
京都の7月のおすすめ観光スポットは?
京都の7月のおすすめ観光スポット①:あなたは金がいい?それとも銀?
京都での観光、旅行では、寺社仏閣巡りが主になるでしょうが、中でも絶対に見るべきは金閣寺です。本当に美しいです。是非写真に収めて欲しい場所の1つです。きっと見た瞬間息をのむことでしょう。それくらいの美しさが金閣寺にはあります。大きな池に金色の建造物が建っています。宗派は禅宗です。
金閣と対になっているのが金閣寺ですよね。銀閣寺ですが、金閣寺と同じく池の中に佇んでいるのですが、一瞬分かりません。金閣寺を見た後なら尚更です。銀箔が貼れなかったとなっている銀閣寺には華やかさはありません。歴史的建造物としての風格は持っておりますので、足を運んでみましょう。宗派は金閣寺と同じです。
京都の7月のおすすめ観光スポット②:有名なことわざのあるお寺
清水寺は、「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名な場所です。実際に清水の舞台から飛び降りたら命の保証が出来ません。絶対にしないでおきましょう。残念ながら清水寺では7月の行事がありませんが、観光場所として楽しめるのでおすすめです。
7月の清水寺へ行くにあたっての注意点を書きます。清水寺は長く急な坂の上に建てられており、更に中もかなり動き回ることとなるので水分はしっかり取るようにして下さい。また、浴衣で来たいと言う方は多いでしょうがその場合の熱中症対策は不可避です。うちわや扇子と飲み物を持ち歩くようにしましょう。
清水寺についても書かれています。もしかするとあなたは清水寺へ参拝すると驚くほどの御利益を得られるかもしれません。
京都の7月のおすすめ観光スポット③:マンガの宝庫が京都に!
7月限定ではないですが、2006年に京都に誕生した、京都国際マンガミュージアムです。平日でも観光客の方が多い場所です。マンガの壁というのが中で楽しめます。1階が少年向け、2階が少女向け、3階が青年向けとなっています。小学校を改修して作られたそうです。そのためか、レトロモダンな雰囲気が楽しめます。
京都の7月のおすすめ観光スポット④:京の夏はこれで涼む
暑い京都では昔から「納涼床」と呼ばれるものが夏に設置されています。鴨川から見るその風景がとても綺麗です。勿論、飲食店に入って座るのも景色を堪能できます。特に夜は幻想的で良いですよ。ただ、涼しさを欲するなら中の冷房がかかった席をおすすめします。納涼床はフォトジェニックなのでインスタなどにどうぞ。
京都の7月のおすすめイベントは?
京都の7月のおすすめイベント①:織り姫と彦星のように恋愛成就を
七夕祭りといえば、7月7日に織り姫と彦星が一年に一度だけ出会えるという神話を元にされるお祭りですね。京都では様々な七夕にまつわるお祭りが行われています。7月7日より8月の方が盛大に行われますが、7月7日にもあります。地主神社と、北野天満宮にて行われます。気になったお祭りに参加しましょう。
地主神社では、織り姫と彦星に見たてた一対のこけしに自分と相手の名前を書いて笹に吊します。北野天満宮では、2つのお祭りがあり、七夕の歌を奉納する御手洗祭、七夕踊りを踊る七夕祭があります。御手洗祭は無病息災と学業成就を願います。七夕祭では氏子の幼稚園児が短冊を吊して踊ります。
地主神社
日時 | 7月7日(祭典は14時から) |
アクセス① | JRと近鉄京都駅から市バスで「五条坂」下車すぐ |
アクセス② | 京阪祇園四条駅・阪急河原町駅からバスで「清水道」下車 |
観光ついでの場合 | 清水寺の隣 |
北野天満宮
日時 | 7月7日10時から御手洗祭、13時から七夕祭り |
アクセス① | JR京都駅、二条駅、円町駅より「北野天満宮前」下車すぐ |
アクセス② | 京阪出町柳駅、三条駅「北野天満宮前」下車すぐ |
京都の7月のおすすめイベント②:京の街の夏と言えばこれ!
京都の7月と言えば祇園祭です。一ヶ月前から街では祇園祭の音楽がかかっているほど代表的なお祭りです。祇園祭は大阪の天神祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭りとされています。山鉾の巡行が主な祭事です。
7月17日が祇園祭、24日が後祭と呼ばれています。この両方で寺社仏閣のオリジナルの山鉾が巡行します。止まっている山鉾へ行けば、記念の印を貰うことが出来、これをコンプリートしている方も見かけます。7月17日は人がかなり多く、印を貰うのも大変ですが、とても綺麗ですので見るだけでも損はしないでしょう。
山鉾をいくつも追いかけているとおなかも空いてきます。そこで、ランチにしましょう。
京都の7月のおすすめイベント③:ハス酒を楽しむ会
毎年、宇治市にある山室戸寺で行われている行事です。ハスの葉にお酒を注いで飲むイベントですので大人しか楽しめないですが、ハスでお酒を飲むというのは新鮮なものですので、試してみてはいかがですか?このイベントは健康・長寿を願って行われています。毎年日付が変わり、2018年は7月13日です。
ハスを楽しむ会は朝の9時からと早い時間から開催され、先着300名までなので、旅行で行かれる方は2日目など余裕を持った時に行きましょう。蓮の葉に注いで、茎から飲むという珍しい体験が出来ますよ。
ハス酒を楽しむ会
開催年月日 | 7月13日(2018年) |
時間 | 9時から12時(朝) |
参加人数 | 先着300人まで |
場所 | 三室戸寺(宇治市) |
料金 | 500円(入山料500円とは別) |
京都の7月のおすすめイベント④:深夜の神社に参拝してみよう
京都では7月31日の夜に千日詣りというイベントが行われています。7月31日の深夜に参拝すると千日間の功徳を得るとされています。このイベントには、3歳未満のお子さんをお持ちの方が参加されています。それは、3歳未満のお子さんを千日詣りしてあげると、一生火難から免れ、得を得るとされているからです。
深夜のイベントですので、観光して、一息ついた後に参加してみてはいかがでしょうか?千日間の功徳を得られるというのはとても魅力的です。暗いですので参加される方は足下などにご注意ください。
POINT
功徳
よく寺社仏閣で効く「功徳」ですが、きちんとした意味をご存じでしょうか?「功徳」というのは、神仏の恵みや御利益のことです。良いことを行うことで受けられるものとなっています。
千日詣り
日時 | 7月31日深夜(8月1日) |
アクセス | 京福嵐山駅前よりバスで「清滝」下車(午後7時から午後12までバスが出ています) |
場所 | 愛宕神社 |