電気代はセット割がベスト
値上げが続く電気代は、ガスと同じ会社から電気を購入する“セット割”を駆使するのがベストだ。
「東京ガスによる『基本プラン・ずっとも電気3』は電気代基本料金が3か月無料になるほか、一般家庭ならセット割で年間1万円近くは安くなります」(頼藤氏)
(資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」より)
水道光熱費はプラン変更だけでなく、日々の使い方による節約もバカにできない。資源エネルギー庁発表の省エネ策と削減額の一例を見てみると、手間を惜しまなければ、年間2万~3万円の節約になる。
「固定費の見直しが終わったら、次は無駄遣いの削減。出社時に必ずカフェで買うコーヒーを週1に我慢、加入しているサブスクを一度すべて解約し、改めて必要だと感じたものだけ再契約するなど、嗜好品や趣味にかけていた金額を見直します。そして最後に、食費や交際費といった毎月金額が変わる変動費も削減していきます」
1万円の支出削減は、家計にとって1万円の収入アップと同義。給料が上がる見込みがないのなら、面倒くさがらずコツコツと節約を実践するのみなのだ。
プロが教える節約すべき順序
①固定費
住居費、電気代、スマホ代、駐車場代など、毎月の支払額がほぼ固定された費用。一度見直せば節約効果が永続する
②無駄遣い
コーヒーやお酒、サブスク料金など、日々なんとなく使いがちな費用。一日100円削るだけでも年間で3万6500円の節約に
③変動費
食費や被服費、交際費、レジャー費など、月によって金額が変わる費用。金額を洗い出し、ムダがないか吟味したいところ
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