4.個性豊なテリアたち
テリアグループ所属の犬種は、なんと30種類以上!その一部をご紹介します。
- ジャックラッセル・テリア
- ヨークシャー・テリア
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- エアデール・テリア
- ブル・テリア
- ベドリントン・テリア
- 日本テリア
- ノーフォーク・テリア
- スコティッシュ・テリア
- ワイヤー・フォックス・テリア
ジャックラッセル・テリア
ジョン・ラッセル牧師が、1800年代にイングランドで、キツネなどを追うフォックスハウンドと一緒に走り、巣穴に潜り込んで獲物を追い立てられる犬を目指して作出されたのがジャックラッセル・テリアです。元気で力強く行動的なワーキングテリア。
ヨークシャー・テリア
ヨークシャー・テリアは、19世紀中頃、ヨークシャー地方の工業地帯で労働者の貧しい家屋を荒らすネズミを捕らえるために作出。その可憐な姿から「動く宝石」と呼ばれ、貴婦人たちにも愛されました。見た目は小さく可憐ですが、テリアらしい気の強い面もあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、ケアーンテリアからしばしば生まれた白色の犬が始まりの犬種です。陽気で友好的ですが、活動的で自尊心が高く、大型犬に吠えることもあります。皮膚病にかかりやすいので注意が必要です。
エアデール・テリア
テリア界で一番大きなエアデール・テリア。体高はメスで16cm、オスは50cm。キング・オブ・テリアといわれ、カワウソの猟で活躍していました。
ブル・テリア
ブルドッグの血を継ぐブル・テリア。闘犬を目的に、ブルドッグを祖先とするスタッフォードシャー・ブル・テリアを介在して作出されました。しつけと健康管理が大切です。
ベドリントン・テリア
1825年にベドリントン・テリアという犬種名が与えられるまでは、ロスベリー・テリアまたはノーザンバーランド・フォックス・テリアと呼ばれていました。頭部が洋梨のような形をした優美でしなやかなテリアです。
日本テリア
「お雪テリア」「ミカド・テリア」と称して、主に神戸・横浜などの港町で、抱き犬として愛育された日本原産のテリアです。
ノーフォーク・テリア
小さな「いたずらっ子」で愛らしい性格。イングランド東部のノーフォーク州の州都ノーリッチ市で、小型で丈夫で猟欲に富んだ犬を作出する目的で作られたテリアです。
スコティッシュ・テリア
たいへん頭がよく独立心は強め。少々気難しい面もありますが、自分が主人と認めた人には強い忠誠心をもって接してくれます。番犬としても頼もしい存在。
ワイヤー・フォックス・テリア
活動的でいきいきとした性格。貴族のスポーツとして愛好されたキツネ狩りに使用されたテリアです。非常に古い犬種と思われますが、その起源や沿革は不明で、20世紀に入って世界的な人気犬種となりました。
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