つのぴー

都内在住のフリーランスのライターです。おばあちゃん子で介護をしていたので、料理や家事をするのが学生の頃から好きになりました。男性目線での家事の楽しさやお悩み解決法を記事を通して伝えていきたいです♪

“おせっかいなご家庭サポート” がコンセプトの「東京かあさん」は、家事や育児などご家庭のことを第2のお母さんとなってサポートするサービスです。運営チームでは、親しみを込めてワーカーを「お母さん」、ユーザーを「お子さん」と呼んでいます。今回は83歳の三品禮子(れいこ)ママに、ご家庭サポートの秘訣をインタビューしています!

83歳の「東京かあさん」として活躍するれいこママ

ワクワクできることを仕事に“東京かあさん”【お母さんレポート#3】
(画像=東京かあさんより引用)

Q:どんなご家庭で「第二のお母さん」として働いているのですか?

れいこママ:一人暮らしのご家庭、2軒のお宅をサポートしていました。

一軒目は、40代外国籍の一人暮らし女性。グルメな方でお料理を中心に月に2回ほどサポートしています。お子さんは、人間的に素敵な方で私も勉強になることばかりです。料理はお子さんと相談して作っています。足りない食材は事前に用意してくれているので助かっています。

2軒目は、お母さんがご自宅で作った料理をお子さんに届ける弊社の「おふくろ定期便」(現在はサービス終了)で担当した30代女性です。お子さんの要望で糖質を抑えたメニューを考えてお届けしていました。

得意な料理でおせっかいにサポートができる

ワクワクできることを仕事に“東京かあさん”【お母さんレポート#3】
(画像=東京かあさんより引用)

Q:お料理サポートをされてますが、お料理を作るのがお好きなんですか?

れいこママ:得意かはわからないけど(笑)普段からお料理を作ったり、余った料理を近所の方におすそわけしたりしています。みんなでテーブルを囲んで楽しく食事をする時間が好きなんですよ。

自分の作った料理を「おいしい」といってもらえるのが本当に嬉しいです。その言葉を聞くとまた料理を作ったり、届けたりしたくなります。

Q:お子さん宅の料理サポートはどのようにされていましたか?

ワクワクできることを仕事に“東京かあさん”【お母さんレポート#3】
(画像=東京かあさんより引用)

れいこママ:それぞれのお宅ごとに好みの味やレシピがあるので、その都度お子さんと相談しながら献立を考えています。私からは、料理に使う調味料の種類や、こんな味付けをするとおいしくなりますよ、のような提案させてもらうことはありましたね。

料理のレシピは、訪問した日付と一緒にメモしています。使う食材や調理のポイントをまとめたものですね。今は調理中にはタブレットをみて、要点だけ確認しながら作っていますね。

Q:「東京かあさん」の仕事で困ったことはありましたか?

れいこママ:お子さんのお宅では、足りない材料は事前に買い足してくれていて、料理のサポートをする上で困ったことは特にありませんでしたね。お子さんは素敵な方ばかりで、世話焼きな私のおせっかいを喜んでくれる方ばかりです。

困ったことはほとんどないのですが、キッチンのお皿がきれいに並べられていたり、縦線で道具が揃えられていたり、訪問先のお宅の様子から私自身が学ぶことがたくさんあります。

ワクワクと好奇心を大切にしているれいこママ

ワクワクできることを仕事に“東京かあさん”【お母さんレポート#3】
(画像=東京かあさんより引用)

Q:東京かあさんの前はどんなことをされていたんですか?

れいこママ:仕事は保険の外交員をしていました。そのときは楽しく仕事をしていて、毎日充実していたのを思い出します。その後は2人の子供の子育てに励んでいました。子育ての経験や家事の中で料理を作っていたことは、今も仕事に活きています。

子供が大きくなり、少し時間の余裕ができたときに、東京かあさんをメディアで見かけてお母さんに応募しました。お陰さまで、80歳を超えてからもやりがいのある仕事を続けられています。

Q:お宅に向かうまでの電車でもワクワクしています

れいこママ:お子さんのお宅に向かうときいつもワクワクしながら向かっています。私の年齢になるとやりがいや楽しいという気持ちを大切にしますね。自分の中にある楽しいに耳を傾けられることが、仕事を長く続ける秘訣かもしれませんね。

Q:サポートをする上で心がけていることは?

れいこママ:身だしなみをきっちりすること、時間を守ることの2つを常に心がけています。お子さんに失礼がないように爪を切ったり、服装を整えたりするようにしていますね。身だしなみが整っている方が、お子さんにも安心してもらえるので。

時間を守ることも信頼関係を築く上で大切にしています。今までサポートしてきたお宅で遅刻をしたことは一度もありません。

Q:普段の生活で大事にされていることはありますか?

れいこママ:さまざまなことに興味を持つことです。若いころより色々なことに興味がでてきていて、実際に挑戦することもあります。やった後悔より、やらなかった後悔のほうが大きくなるから。だからこそ、今の好奇心旺盛な自分で昔に戻れたらなんて、たまに思ってしまうんですけどね(笑)

その他だと、パジャマからきちっとした洋服に、起きたらすぐに着替えるようにしています。洋服を着替えるだけで、気持ちも切り替わる気がするので。実は、部屋着やパジャマの枚数は、すぐに着替えるのでとても少ないです。

Q:前向きで明るいれいこママですが、人生で辛かったとき、立ち直れなかったとき、悩んだとき…どんなふうに乗り越えてきましたか?

れいこママ:私も昔、生きているのが辛いと思ったことがあります。その時はまだ前の保険の外交員の仕事をしていたので、接客をしている間は忘れることができました。

ゲームでも本を読むことでも映画でも、なんでもいいから悩みを1分でも忘れられることをする、そういう日を重ねて、時が過ぎるのを待つ――結局は時が解決してくれました。(辛い思いをしているのは)自分だけじゃない、「なにくそ!」と歯を食いしばって頑張れば人生はひらける。それが進歩の道だと思っています。

Q:今まさに子育てに悩んでいるママ・パパへのメッセージをいただけると嬉しいです

れいこママ:子供の反抗期というのは、子供に親が反抗しているんだと言われたことがあります。子供側の考え方を理解してあげることで、お悩み解決の糸口になることもあるのではないでしょうか。