ファイナンシャルプランナー(FP)とは、資産形成や住宅購入、保険の見直しから相続に至るまで、長期的な視点でアドバイスをするお金の専門家です。
お金に関するさまざまなことを相談できますが、なかには「お金の相談って何だかあやしい」「相談すると、何か売りつけられそう…」といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はFPに無料チャット相談ができる「お金の健康診断」を利用して、お金の悩みを解決したという方を取材。
FPに相談したいと思った経緯や実際に相談してみた本音を聞いてみました。
◆相談者プロフィール
内田加奈子さん(仮名)
- 神奈川県在住、女性、28歳、独身、看護師、賃貸一人暮らし
・収入:年収500万円
・貯蓄/運用:普通預金200万円、貯蓄型保険260万円
FPに勧められた保険に毎月8万円。見直ししたいと言ったら…
編集部:内田さんがFPに相談しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
内田さん:保険に入り過ぎているような気がして、見直したいと思っていました。
編集部:保険は毎月いくら払っていたんですか?
内田さん:月8万円です。
編集部:8万円!? 一世帯の毎月の平均保険料は約3万円(※)なので、かなり高いですね…。そもそもどうして保険に?
※「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より参照
内田さん:4年前女性向けのマネーセミナーに参加した際、個人面談をしたFPの方に勧められたんです。
もともとお金をそんなに使うタイプではないので何か運用したいと思い、貯蓄型の保険に加入しました。
でも、毎月8万円はちょっと高いなと感じましたし、SNSでよく目にするつみたてNISAやiDeCoも考えた方がいいのではと思うようになり、見直ししようと思いました。
編集部:見直しは、同じFPの方に相談したんですか?
内田さん:はい。ただ、その方には「このままで大丈夫」と言われて…本当かなとちょっと不信感を抱きました。
でも、お金のことって自分で調べてもよくわからないですし、身内にも相談しにくくて。
そんな時にネットで検索して「お金の健康診断」を知りました。
「誰に相談すればいいの?」から一転。チャットで10名のFPと繋がった
編集部:FPをネットで探しているときに、「お金の健康診断」を見つけてくださったんですね。
「お金の健康診断」は質問に答えるだけで家計診断ができ、その後会員登録するとFPから無料でチャットでアドバイスが届くというサービスですが、使ってみていかがでしたか?
内田さん:手順が簡単でわかりやすく、使いやすかったです。
診断したその日の午後には、6名のFPからメッセージが届きました。
お金の健康診断のチャット画面のイメージ。家計診断後にFPから利用者宛にコメントが届き、個別に相談ができる。
内田さん:スマホのメモに、加入している保険の内訳と貯金状況をまとめて、「こういう家計状況なのですが、アドバイスをお願いします」という文面を作成しておき、それを毎回コピペしてFPの方に送りました。
最終的に10名のFPの方から連絡がきたのですが、その中から3名の方とチャットを続けました。
編集部:その3名はどのように選んだのですか?
内田さん:みなさん親切で良かったのですが、10名とずっとチャットをするのは大変なので特に熱意を感じた方に絞りました。
その3名の方は返信が早く、積極的に質問してくださり、真剣にアドバイスをしてくれようとしているんだなと感じました。
また、チャット上ではFPの方のプロフィール情報も載っているのですが、ご自身の経歴や得意分野、実績などが細かく記載されている方はセールスポイントが明確なので、相談するイメージが湧きやすく、印象が良かったです。
編集部:その中でもFPの溝井さん(※)を選ばれた理由は何ですか?
内田さん:特に熱意を感じたからです。保険の見直しをしたいと思っていましたが、保険以外にどんな資産運用が自分に合っているのかはわかりませんでした。
溝井さんは私の雇用形態や収支、ライフスタイルまで踏み込んで質問してくださり、私に合う運用方法を考えてくれているのが伝わりました。
3日間ほどチャットのやりとりをして、溝井さんから「一度会ってお話ししませんか」と連絡が来て、会うことになりました。
編集部:会うと「FPの営業トークに乗せられて契約してしまいそう」と心配する人もいますが、内田さんは不安はありませんでしたか?
内田さん:納得いかないものはきちんと断ろうと思っていたので不安はなかったです。
チャットを通して、溝井さんの人となりもわかっていたことも大きかったです。
納得して選べたポイントはその場で決めないこと
編集部:溝井さんと会って、どんな話をされたんですか?
内田さん:私の仕事や考え方についてのヒアリングと資産運用の種類について説明してくださいました。
噛み砕いて説明してくださり、わかりやすかったです。
「この商品がおすすめ」と営業されるようなことは一切ありませんでしたね。
その一週間後にまたお会いした時は、どの金融商品に毎月いくらかけると数年後にどのくらいになっているのかを具体的に教えていただきました。
そこで保険以外の金融商品の理解が深まりました。
編集部:2回会ったんですね。
内田さん:いえ、6回以上会いました(笑)。
編集部:そんなに!?
内田さん:1回目はヒアリングと資産運用の基礎知識について、2回目以降は具体的な方法とリスク、シミュレーションなどをそれぞれ教えてもらいました。
編集部:時間をかけた分しっかり理解できそうですね。
内田さん:でも毎回営業されるわけでもなく、ただただ丁寧に教えてくださるので、2回目会った時に「無料なのに何でこんなに教えてくれるんですか?私契約しないかもしれないのに、いいんですか?」と聞きました(笑)。
そしたら溝井さんは「本当に納得して選んでいただきたいのでいいんです。契約してから『こんなはずじゃなかった』となるとお互い良くないですから」と。
そう言ってくださるなら良いかと、毎回いろいろ教えていただきました(笑)。
編集部:最終的に溝井さんの提案の中から契約することを決めたとのことですが、納得できましたか?
内田さん:はい、自分の目的に合った方法を選ぶことができたと思っています。
納得できたポイントは、その場で決めなかったこと。
というのも、以前FPの方に勧められて保険に加入した際はその場で契約してしまったんですよね。
あの時もうちょっと考えれば良かったと反省して…だから、溝井さんからお話を聞いた後は自分でも調べるようにしました。
わからない点はチャットで質問したり、次に会ったときに聞くようにしたので、溝井さんに提案してもらった複数の選択肢の中から「自分の意思で選んだ」という納得感があります。
編集部:FPに勧められたものに入ってしまう人って、その金融商品のことをよくわかっていないケースが多いんですよね。理解するまで調べたり、聞く姿勢は素晴らしいですね。
また「お金の健康診断」をまた使ってみようと思われますか?
内田さん:いえ、もう使わないと思います。
編集部:えっ…!
内田さん:何かあったときは溝井さんに相談しようと思うので(笑)。
でも、友達には勧めたいですね。
お金のことは自分で調べるより専門家に相談する方が早いですし、マネーセミナーなどで聞く一般論と違って、チャット相談は自分の悩みにピンポイントで意見がもらえるので参考になります。
編集部:無料かつ匿名で利用できますし、自分には合わないなと思えばチャットをすぐやめられる点も手軽ですよね。
内田さんは「お金の健康診断」を上手に活用してくださり、お悩みも解消されたとのことで私たちも本当に嬉しいです。ありがとうございました!
お金の知識はなくて当然。どんどん聞いてしっかりFPを選ぼう
内田さんのお話から「お金の健康診断」でのFP相談の流れがイメージできたのではないでしょうか。
しかし、「相談したいことが漠然としている」「何から聞けばいいのかわからない」ために相談を躊躇するという声もよく耳にします。
そこで、今回内田さんが相談したFPの溝井さんに聞くと、「漠然とした内容でOK!何に悩んでいるかわからない人こそ、まずは気軽にチャットをしてみてください」とのこと。
「相談者の7割の方は『お金が貯まらない』『投資をしてみたいけどどうすればいいか』などざっくりとした内容です。
だから、『こんな相談してもいいのかな』と思う必要はありません。
私たちFPが相談者の方の背景を聞くことで、ご本人も気づいていない問題点や今後考えるべきことなどが見えてきます。
漠然としている時こそ、プロに聞いて現状を整理してみると良いでしょう」(溝井さん)
では、初心者でもうまくFPを探すためにはどうすればいいのでしょうか。
FP選びのポイントを2つ教えてくれました。
「1つ目は相談者のレベルに合わせてわかりやすく説明してくれるかどうか。
保険や投資などお金のことは長期的な運用になることが多いので、最初にしっかり理解しておくことが大切です。
わからないことを恥ずかしがる必要はないので、わかるまで何度でも聞いてみてください。
2つ目は相談できる分野や提案の幅が広いかどうか。
住宅、保険、投資などFPによって得意分野はさまざまですし、立場によって提案の幅も異なります。
たとえば、保険会社に所属しているFPであれば、自社の保険商品の提案しかできないのです。大手だから安心とは限りません。
もちろん特定の金融商品に入りたいなど目的があるなら別ですが、今回の相談者の内田さんのように『自分に合った資産運用を選びたい』という方は、幅広い提案ができるFPに相談するのがおすすめ。
企業系FPはどうしても自社の商品でしか提案ができないので、まずは独立系FPに相談して総合的なアドバイスを聞いてみると良いでしょう」(溝井さん)
溝井さんのアドバイスに加えて、自分に合うFP探しの具体的な方法として、下記の記事では「FPに聞くべき6つの質問」をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
FP相談は「お金の健康診断」を活用しよう
最後に今回取材に協力してくれた内田さんの話も踏まえて、FP相談に「お金の健康診断」がおすすめな理由をご紹介します。
①質問に答えるだけで家計診断ができる
スマホで質問に答えるだけで、あなたの家計の健全状態をチェックすることができます。自分の家計状況が客観的にわかる上に、それを基にFPがアドバイスをくれます。
もちろんマイページで自分の悩みを記入すれば、それについてコメントをもらうことも可能です。
②一度で複数のFPに相談ができる
「お金の健康診断」は登録後、複数のFPからコメントを届くのでさまざまな視点からアドバイスをもらうことができます。「お金の健康診断」に登録するプロは、FPだけでなく、IFAや保険の募集人など300名以上。企業系・独立系もおり登録している会社数は100社以上。
通常は複数のFPから話を聞こうとすると複数の会社に問い合わせが必要ですが、お金の健康診断なら一度で複数のプロと繋がることができるので効率的です。
③チャット相談は無料かつ匿名なので安心
年収や貯金、ローンのことなどお金のことは他人には話にくいものですよね。
でも、「お金の健康診断」なら匿名で相談可能。しかも何人のFPに相談しても無料です。安心して利用することができます。
④嫌な時は返信しなくてOK!カモにされる心配がない
「お金の健康診断」ではチャット相談中にFPから特定の商品を斡旋されることは一切ありません。また自分に合わないなと思うときは、チャットなので返信しなければOK。「断れなかったらどうしよう」と心配する必要はありません。
内田さんが話していたように「お金のことは人に話にくい。だけど、誰に相談したらいいのかわからない」もの。
でも、生きていく上でお金は切っても切り離せないことですし、お金の不安を解決できればより自分らしい選択ができるかもしれません。
お金の不安や悩みを出会いによって解決するべく、誕生した「お金の健康診断」。
内田さんやFPの溝井さんの話を参考にして、ぜひ気軽に使ってみてくださいね!
溝井さんへのチャット相談はこちら
提供・オカネコ(お金の専門家にチャットですぐ相談できるWebマガジン)
【こちらの記事も読まれています】
>平均貯金額を【年代・世帯別】に紹介!子育てや老後に必要な貯金額と賢く貯めるコツも解説
>家計簿をつけているのに、お金がたまらないのは、なぜ?
>FPに相談するとはどういうことなのか?
>40歳の平均貯金額は?教育費や老後にかかる費用と貯めるコツ5選
>国立大学の学費はいくら?生活費や留学費用など大学生活でかかる各費用を解説