千葉県南房総市にある多田良海岸と館山市の北条海岸。ともに夏の海水浴シーズンには多くの海水浴客で賑わう場所ですが、西側が海に開けた絶好の夕焼けスポットです!今回はそんな2つの海岸の、素晴らしい夕景について紹介します。
東京湾に沈む夕景に感動!多田良海岸で眺める夕焼け
東京湾に突き出た大房岬の付け根付近に位置し、南房総市の中心市街地にも程近いトコロにある多田良海岸。少し入り江のような地形をしている為、遠浅で波もとても穏やかな海岸です。夏の海水浴シーズンには、多くの海水浴客で賑わいます。
富津館山道路の終点である富浦インターからすぐのトコロに位置しているので、東京方面からアクセスする場合には、インターを降りて海岸まで車でものの5分で到着!利便性抜群のアクセスも魅力です。また、富浦インターから多田良海岸までの間に「道の駅とみうら」があるのも嬉しいポイントです。
そんな多田良海岸から楽しむことの出来る夕焼けがこちら!写真左手に見える大房岬も目にしながら、東京湾に沈みゆく夕景を眺める時間はもはや感動すらも覚えます。
こちらの多田良海岸では、夏場は海水浴を楽しめる他キャンプなんかも出来ますので、水平線の向こうに沈む太陽の様子を、テントの傍らで心行くまで満喫することも可能です。
「ダイヤモンド富士」が見られる絶好の夕焼けスポット!北条海岸
お次は館山市にある北条海岸!館山市の中心駅である「JR内房線の館山駅」から徒歩圏内という、非常にアクセスのしやすい海岸となっています。こちらも、夏場は海水浴場が開かれます。
北条海岸で素晴らしいのが、上の写真にもある通り、太陽の沈む場所と富士山の頂上が重なる奇跡の絶景「ダイヤモンド富士」を見られることです!
千葉県から富士山?!と思われる方も多いかと思いますが、確かに、館山市から富士山までは直線距離にしてなんと約110kmも離れています。それでも目の前が東京湾で完全に開けている為、こちらの北条海岸からでも富士山を見ることが出来るのです。
「ダイヤモンド富士」は、太陽が沈む角度等の問題で、残念ながら年に2回(毎年5月と7月、その年により若干の日時変動あり)しか見ることの出来ない非常に貴重な光景になりますが、富士山と茜色に染まる夕焼けのコラボレーションは、年中楽しむことができます。
富士山と夕焼けを眺めるなら、断然冬の時期がオススメです!…と言うのも、冬場の関東地方は北西からの季節風により、快晴の日が何日も続くほど連日空気もカラッカラ。なので、離れた距離にある富士山をクリアーに眺めるにはまさにうってつけのシーズンなのです。関東地方の最南端にあたるここ館山市も、例外ではありません。
ちなみにこちらは、夏の北条海岸の夕景を収めた写真になります。もう1つ北条海岸が持っている特徴的な風景と言えば、沖合に浮かぶ艦船が連なる光景です。実は、館山市には海上自衛隊の航空基地があり、ちょうど北条海岸から海を隔てて反対側に基地が位置している為、こうした光景を日常的に眺めることが出来ます。
夕焼け、浮かぶ艦船...そして、富士山。同じ千葉県内でも、初日の出スポットとして有名な銚子市にある犬吠埼のように、東側に太平洋が開けていて日の出を見ることができる場所は多くありますが、内房エリアは太陽が沈む方向の西側がちょうど海に開けている貴重な場所です。
ですので、関東地方では非常に貴重な、水平線に太陽が沈んでいく光景を、是非ともこちらの北条海岸に訪れて写真に収めてみてください!