山形駅から電車で約15分のところにある「かみのやま温泉」。その中で女性を中心に人気を集めているのが、閑静な温泉街・葉山地区にある「はたごの心 橋本屋」です。蔵王連峰を一望できる温泉から食事まで見どころ満載!今回は人気の温泉旅館「橋本屋」の魅力とあわせて行きたいお店をご紹介します。
「かみのやま温泉」ってどんなところ?
かみのやま温泉は福島県・会津地方の東山温泉、山形県・庄内地方の湯野浜温泉と並ぶ「奥羽三楽郷(おううさんらくきょう)」のひとつです。約560年前に開湯した歴史ある温泉地で、ある旅の僧が一羽の鶴が脛(すね)を浸し、傷を癒えて飛び去る姿を見かけたため、その場所を見てみると温泉が湧き出ていたことが「かみのやま温泉」の湧出のきっかけと伝えられています。
その源泉がある湯町地区をはじめ、蔵王連峰を一望できる葉山地区など、6つの地区にわたって温泉を堪能できます。
また江戸時代、城下町や羽州街道(うしゅうかいどう)の宿場町として栄えたことから歴史的スポットも残されており、歴史的資料が展示されている「上山城」や「楢下宿(ならげじゅく)」で最も古い建物「庄内屋」など、風情ある街並みの散策を楽しめます。
「はたごの心 橋本屋」のご紹介
ここからは、かみのやま温泉「はたごの心 橋本屋」の魅力をご紹介します。「橋本屋」があるのは、かみのやま温泉の葉山地区にある温泉旅館。古くから湧き出る温泉と食事が自慢のお宿で、週末は女性を中心に多くの人が宿泊に訪れます。
お宿に到着した後、ロビーでチェックインの手続きをします。ロビーはモダンクラシックなインテリアで、甲冑や古時計が飾られています。
チェックインとあわせてウエルカムドリンクが提供されます。コーヒーや紅茶のほか、山形の特産品・紅花を使ったお茶も飲むことができます。また手軽に食べられる軽食もついており、チーズケーキや玉こんにゃくを味わえます。
お部屋でひと休み
チェックインの手続きを終えた後はお部屋へ。一般的な客室は、かわいいデザインをした木目調のインテリアで揃えられており、寒い時期にはこたつが備え付けられています。また客室ごとにデザインが異なっており、グレードが上がると客室に源泉かけ流しのお風呂も備え付けられるなど、有意義な時間を過ごせます。
温泉でひと息つこう!
部屋でゆっくり休んだ後は、温泉を満喫しましょう。泉質はナトリウムとカルシウムが入った弱アルカリ性の温泉。美肌効果や冷え性、筋肉痛、疲労回復などに効果があるといわれています。旅館には、2つの温泉がついており、「湯蔵 龍泉」では蔵王でとれた巨石をくり抜いた露天風呂に入れます。
また「湯屋 花うさぎ」も同様の泉質を持った温泉に入れます。毎年春になると、露天風呂から桜の花を眺めることができます。温泉に入りながら、花見を楽しみたい方にはおすすめです。
さらに貸切で展望露天風呂(45分間・税込2,500円 ※冬季は閉鎖)が堪能できるのも魅力のひとつ。「風遊び」と「月籠り」の2種類があり、露天風呂からは蔵王連山やソメイヨシノ、そして温泉街を眺められます。