天童温泉のある山形県天童市は日本一の将棋駒の産地。全国に普及する将棋駒の約9割が天童市で生産されているそうです。そんな天童温泉界隈で将棋にふれ、記念品を製作し、おいしいものも頂く、徒歩で周れる人気スポットをご案内します。

必見スポットNo.1!「天童市将棋資料館」

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

天童(てんどう)駅から徒歩0分、駅の1階に併設されている天童市将棋(しょうぎ)資料館は、全国で唯一となる将棋専門の資料館です。将棋のルーツが、5世紀ごろの北インドで遊ばれていた「チャトランガ」であったことや、江戸時代後期に生活に困窮する藩士の救済から、将棋駒産業につながったことなど、将棋の歴史や駒の種類などが、わかりやすく展示解説されています。

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

毎年春に開催されニュースなどで話題になる人間将棋は、甲冑(かっちゅう)や着物姿に身を包んだ武者や腰元が駒となり、プロ棋士が特大将棋盤上で対局を行う天童市の一大イベント。その様子がミニチュア版で再現されています。

ポーセラーツ体験がおすすめの「広重美術館」

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

天童駅から県道280号線、別名「温泉通り」をまっすぐ東へ進むと、徒歩15分で2対の蔵型に建てられた広重(ひろしげ)美術館があります。江戸時代後期に活躍した浮世絵師、初代・歌川広重から4代までの肉筆画や錦絵(にしきえ)が展示されています。風景画の巨匠と言われた広重の緻密な錦絵に、見入ってしまうことでしょう。

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)
徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

ここでぜひ体験して頂きたいのが、ポーセラーツ体験。ポーセラーツとは、白い磁器に、お好みの転写紙を選んで貼り付け、焼き付けるもの。お皿やマグカップ、小物入れなど、世界に一つのオリジナル作品が手軽に作れます。

体験は完全予約制で、料金は作品によりますが、プレート(小)やマグカップ¥1,900から。体験時間は約1~2時間で、子供でも楽しめます。完成は、焼成に2週間かかりますが、送付(別料金)していただくことも可能です。

お土産購入におすすめの「サンピュア」&「道の駅・天童温泉」 

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)
徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

国道13号線に接して建つ「道の駅・天童温泉」は、天童温泉街にも近く、JAが運営する産直店「サンピュア」も併設しているので、人気のスポットです。

毎朝、契約農家から届く新鮮なフルーツや野菜の他、サクランボやラ・フランスなどのフルーツを使った、山形ならではのお菓子もたくさん揃っています。イートインコーナーもあるので、お土産購入やお食事スポットとしてもチェックしておきたいですね。湯の町の道の駅ならではの足湯(無料)も大人気です。

ランチでおすすめは「手打ち水車生そば」

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

文久元年創業のそば店は、広重美術館の斜め前にあるお店です。大きな水車が目印の店で、店内に入ると、右手で店主が蕎麦をうっているのが見えます。江戸時代から使用し続けている機器で実の選別を行い、水車の石臼でそばの実を挽いているそう。

徒歩で周れる天童温泉の1日散策スポット【山形】
(画像=Olive トリップノートより引用)

つなぎを使わない100%国産そば粉でうった蕎麦は、少々固めで噛みしめるたびに蕎麦の風味が口の中に広がります。まかない料理から定番メニューになった「鶏中華」は、このお店が元祖です。