映画『マラヴィータ』のネタバレあらすじ
ここからは、映画『マラヴィータ』のネタバレを含むあらすじを紹介します。内容の根幹部分に触れる詳しいあらすじを解説しますので、ご都合に合わせてご覧ください。
ネタバレ①起
ある一家は、黙々と食事の時間を過ごしていました。インターホンが鳴り、一家の主である父が気が進まなさそうに玄関へ向かいます。
すると玄関扉は爆薬で吹き飛ばされ、父も吹き飛ばされました。武装した男たちは、食事をしていた家族に発砲して全員を射殺します。さらに、父の指を小さな斧で切り落としました。
一方で、田舎町に到着した一家は家に入るなり、気に入らない様子を見せます。部屋をひとしきり見た一家は、リビングに集まりました。一家の子ども・ウォレンが「またテレビを忘れたね」と言います。
一家は、これからこちらの田舎にたたずむ家に住む様子です。一家にはマラヴィータというシェパードもいました。子どもたちを寝室に送ってから、父・フレッドは1人で車を移動させています。フレッドは車から遺体を下し、埋め終わると妻のマギーが待つ寝室へと戻りました。
命を狙われ続けている一家ですが、フレッドは田舎街に住むにあたり、周りの住民には「自分の職業は作家」と伝えていました。妻のマギーは、新しく移り住んだこの町に何があるのかを調べていましたが、博物館と古い教会しかないことを知ります。
その後、マギーは田舎町で買い物をしますが、店員が気に入らなかったため、店を爆破させました。子供たちもそれぞれの1日を過ごします。田舎町に移り住んだ1日目の終わりに、夕食でフレッドが「1日どうだった?」と家族に聞くと、全員順調だと答えました。
ネタバレ②承
アメリカのある刑務所に凍った指が届きました。指を待っていたのは、ドン・ルケーゼです。ドン・ルケーゼは、望んでいた指ではなかったようで「奴じゃない」と吐き捨てました。
夕食をとっていた一家のもとに、来客が訪れます。訪ねてきたのはFBIのスタンフィールドでした。スタンフィールドに具合を聞かれたフレッドは問題ないことを伝えます。
スタンフィールドはある男の行方を知らないかフレッドに尋ねましたが、フレッドは知らないと嘘をつきました。スタンフィールドは真意を汲み取って、呆れます。そしてフレッドに町に馴染むよう、伝えました。
ある日、フレッドは自叙伝を執筆していた際、マギーにコーヒーを頼みます。イライラしていたマギーは、フレッドに愚痴を漏らしました。
一方で学校にいる子供たちも問題を起こしながら過ごしています。ベルは代理講師の大学生に一目惚れをしました。一家の家に配管工がやってきます。配管工はぼったくろうとしたため、バッドで気絶させられました。
気絶した配管工はフレッドが病院に連れていきます。フレッドの自叙伝には、自分はとんでもない奴だと記述されました。そんななかフレッドたち一家は、バーベキューパーティーを開催します。
パーティーには街の人々が押し寄せました。肉の焼き方で文句を言われたフレッドは、自身の想像上で相手に仕返しをして鬱憤を晴らします。バーベキューパーティーでは、一家は大きな問題を起こさずに済みました。
ネタバレ③転
フレッドは家の水が茶色いことに不満を感じて、町長と話をしていました。町長はフレッドによそ者を差別する発言をします。フレッドはここでも想像上で相手を痛めつけて、事なきを得ました。
マギーは教会で家族への祈りを捧げます。一方、学校にいるウォレンはマフィア時代に知って子どもながらに面白かったダジャレを紙に書いていました。そしてダジャレをメモした紙が刑務所にいるドン・ルケーゼの元に届きます。
フレッドは水道の水が茶色いことを、化学肥料メーカーに原因があると突き止めました。化学肥料メーカーの社長に腹を立てたフレッドは化学肥料メーカーの社長を懲らしめてしまいます。
フレッドが帰宅すると、スタンフィールドがフレッドの自叙伝を読んでいました。一家はFBIの保護下にあったので、目立つ行動をとっていたフレッドを戒めます。しかしフレッドはあまり気にしていない様子でした。
ネタバレ④結
一家は映画鑑賞を終えて、討論会に参加するところでした。ギャングに話しかけられたフレッドは、自身の人生を語ります。ウォレンが電車を待っていたところに、マフィアがやってきました。
ウォレンは身を隠して、マフィアが自分たちを探していることを報告するために電話をかけましたがタイミングが悪く、家には誰もいません。場面が切り替わると、ウォレンの姿は消えており、受話器だけがぶら下がっていました。
引き続きフレッドは自身の人生を話しています。その時もマフィアは警察署や消防署を制圧し、警察官や消防士まで殺してしまいました。家に戻ったフレッドは、蛇口をひねります。
一家はスタンフィールドや捜査官たちと、街から脱出するつもりでした。マギーは自身の服や子供たちを探そうとしますが、外を歩くマフィアを見て隠れます。フレッドは水道から流れる水を見ていましたが、透明になったときにマラヴィータが吠えました。
外にはロケットランチャーを構えたマフィアが居て、家の中にいるフレッドに伝えようとします。マギーは捜査官たちに止められました。ロケットランチャーは発射されて、フレッドは瓦礫のなかから出てきます。
家族たちはマフィアと交戦状態になりました。その後スタンフィールドが一家が住んでいた家に到着します。マフィアたちは返り討ちになっていました。一家が次の土地へと車で移動している様子が描かれ、物語は終了します。
見どころ
映画『マラヴィータ』は逃走劇です。家族全員が見ていて愉快な強いキャラクターを持っています。緊迫感があるシーンもありますが、程よく笑えるシーンがあるのも魅力です。
映画を鑑賞するシーンでは、ロバート・デ・ニーロが殺し屋を演じている映画が流れています。本作はマフィアが登場する物語ですが、銃撃戦やアクションシーンはラストのみです。幅広い方に楽しんでいただけるストーリーとなっています。