大切な歯を守る方法。
特に気を付けてケアしたいのは物を噛むのに重要な下図の4ヵ所です。大きい歯なので、万が一、歯周病になった時に深刻な状況に陥りやすく、治すのが難しい歯でもあります。
乳歯遺残がないかチェックしましょう。
乳歯から永久歯への生え変わり時期を過ぎても乳歯が抜けないままだと、永久歯が正常な位置に生えないことも。不正咬合を引き起こしたり、歯と歯が密着しているためプラークや歯石がつきやすく、歯周病になるリスクも高くなります。 永久歯が生え揃う時期(生後6~7ヵ月)に、動物病院で異常がないかチェックしてもらいましょう。
歯磨きでとれないプラーク・歯石は「スケーリング」で除去。
無麻酔スケーリングをおこなう所もありますが、見える所だけきれいにしても歯周病の根本治療にはなりません。 歯周ポケットの中にあるプラークや歯石も取り除く必要があるため、長時間の治療でも愛犬に余分なストレスを与えない麻酔治療が国内外でも一般的となっています。 もちろんリスクはゼロではないので、治療時期については獣医師と相談をしておこないましょう。しかし、麻酔をするときには事前にしっかり検査をして健康状態を確認しますし、万が一、体調が悪そうなら中断することもできます。愛犬の体に十分に配慮をした施術が行われています。
スケーリング後もキレイな状態の維持が大切。
取り除いたプラーク・歯石の再付着を防ぐために、歯磨きケアをしっかり行いましょう。中でも歯ブラシでのケアが最も効果的です。 歯ブラシケアを行う時に心がけて頂きたいのは、まずは口回りを触られ慣れることから始めること。愛犬にストレスを与えないよう、無理をせずに行いましょう。 また、グラつきのある歯は無理に磨いてはいけません。不安がある場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
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