「佐渡へ行きたいけれど、島へ渡るのが難しそう」と、敷居が高いと感じている方も多いと思います。実行してみたら意外と簡単!2014年より新潟⇔佐渡の飛行機運行は停止されたので、佐渡へ行くには、船で渡るようになります。船で行くにも、車を持って行くか、レンタカーを借りるか、どの船に乗るか悩ましいところですね。直江津港⇔小木港、寺泊港⇔赤泊港のアクセス方法もありますが、一番人気で便利、出航数も多い新潟港⇔両津港のアクセスで、乗る船のタイプや座席など、いろいろ比べながら楽しみ方もご紹介します。
まず、車はどうする?
佐渡へ渡る際、車をどうするかが1番悩むところです。路線バスは運行していますが、観光スポットへのアクセス、便利さ、自由度を考えると、現地では車での移動が断然お勧めです。
カーフェリーで自家用車を持ち込む場合は、3m未満の車両で往復21,490円です。これには、1名分の2等運賃が含まれています。
現地でレンタカーを借りる場合は、軽自動車を24時間レンタルした場合、¥6,820(保険料、ガソリン、税別途)程度から。ニッポンレンタカー、佐渡汽船観光、アイランドレンタカーなどがありますので、各公式サイトでご確認ください。
新潟港に車を駐車して佐渡へ行く場合の駐車料金は、上限で¥800です。
佐渡へ渡る船は2種類
佐渡までかかる時間は?
佐渡へ渡る船には、高速のジェットフォイルと、車も乗せられるカーフェリーがあります。カーフェリーは1日5~6便で、新潟港から両津港まで2時間半かかります。ジェットフォイルは1日7~9便、65分で到着します。
往復料金は?
次に気になるのは、料金ですね。カーフェリーは、客室によって料金が設定されています。
大人一人当たり往復1等7,360円、2等5,200円となります。1等と2等では、それぞれ、椅子席やジュータン席など好みや用途により選べるようになっています。ゆっくり静かに、かつ席も確保したい方は1等がお勧め。グループで和やかに過ごしたい方、費用をおさえたい方は、2等で十分です。
ベッドルーム付きの特等室やスイートルームなどもありますので、予算や人数、お好みに合わせてお選びください。
ジェットフォイルの料金は、往復12,140円で椅子指定席となります。
予約について
カーフェリーは1,500~1,700人の収容なので、オフシーズンなら当日窓口購入でも大丈夫そう。ただしGWや年末年始、夏&冬休みは大変混雑するので、予約をお勧めします。
ジェットフォイルは収容人員が250人と少ないため、予約は必須です。
大人数を収容できるカーフェリーでも、混雑時は通路や階段まで、人で溢れかえっています。混雑が予想される場合は、早めに1等の指定席を予約するのも一つの方法です。差額2,000円ほどで、ゆったり過ごせるので快適です。180度リクライニング式、スピーカー内臓のチェアで、毛布も無料貸し出しです。
指定席は、電話またはインターネットで3ヶ月前から予約ができます。
ワンポイントアドバイス
カーフェリーには、おけさ丸とときわ丸があり、船室や設備にも違いがあります。往復で乗る船を変えてみるのも楽しいでしょう。
カーフェリーで2等にする場合は、100円で毛布がレンタルできるので、枕代わり、ひざ掛け、場所取りなどの点からもレンタルをおすすめします。
ジェットフォイルは、最高時速80kmで海の上を滑ります。往復どちらかをジェットフォイルにして、高速体験するのも楽しいでしょう。人間だけジェットフォイル、車だけカーフェリーで後から、といった組み合わせもできますので、興味のある方は公式HPでご確認ください。
(2021年7月1日~9月30日設定料金)
◎カーフェリー
就航便数(1日):5~6便
片道時間:2時間30分
収容人数 :1,500~1,700人
料金(往復):1等 7,660円 2等 5,200円
◎ジェットフォイル
就航便数(1日):7~9便
片道時間:65分
収容人数 :250人
料金(往復):12,140円(椅子指定)