加速する円安、輸入コスト増による値上げラッシュ、支出が増えても上がらない賃金……。“悪い円安&インフレ”の時代を迎えた日本。今までと同じお金の使い方を続ければ、家計崩壊のリスクに晒される可能性も。今こそ家計を再構築し、円安&物価上昇のダブルパンチに備えよう!
円安・インフレ時代に必要不可欠な”お金の基本戦略”とは?
インフレの影響は甚大。真綿で首を絞められるかのように家計へと襲いかかってくる。そこで我が家の家計の安全性を28個の設問でチェックしたい。
「お金を貯める方法は、突き詰めると『収入を増やす』『支出を削減する』『お金自身に働いてもらう』の3つしかありません。最も手っ取り早いのは支出を削ること。そのためにも、毎月の支出をしっかりと把握することが家計を見直す上での大前提です」
そう語るのはマネーコンサルタントの頼藤太希氏。住居費や電気代といった固定費はもちろん、まずは1か月分のレシートを捨てずに取っておき、月々の出費の傾向を細かくチェック。日々の小さな出費を侮るなかれ。最強の家計をつくるためには、この地道な作業こそが第一歩となるのだ。
終身雇用も危うく、退職金も減り…
また、家計再生コンサルタントの横山光昭氏は「これからは誰しも投資による運用がマストだと脳を書き換えるべき」と断言する。
「インフレの時代には預貯金だけでは資産は目減りしていくだけ。加えて、終身雇用も危うく、退職金も減り、公的年金もいくらもらえるかわからない。貯蓄だけでは到底カバーできないでしょう。一般家庭においても、労働と投資を家計の両輪として考えるべき」
地道な支出削減による貯蓄と、堅実な投資による資産増殖。この両輪こそが円安・インフレに負けない最強の家計の軸となる。
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