「南海フェリー」は南海フェリーが運行するフェリーの名称で、和歌山港と徳島港を結んでいます。本州四国間の交通手段としては比較的マイナーですが、実は使いやすくお得!この記事ではそんな南海フェリーの魅力を紹介していきます!
「南海フェリー」とは
「南海フェリー」は南海フェリー株式会社が運行するフェリーの名称で、和歌山港と徳島港を約2時間で結んでいます。和歌山港へは大阪から1時間ほどで到着しアクセスもしやすいため、紀州・関西~四国間の旅客や貨物の運輸を行っています。
「南海フェリー」の歴史
元を辿ると1956年、南海汽船として和歌山~徳島県小松島間の航路が開通したのが始まりです。その後航路変更や運営の譲渡などを経て現在に至ります。今でこそ明石海峡大橋が開通し、兵庫県から淡路島を経由し徳島県に至るルートが一般的になりましたが、それまでは関西~四国間の主要な交通手段として利用されていました。
「南海フェリー」の魅力
開放的に快適移動
最近では旅行で高速バスを利用する方も増えてきています。関西~四国間は運行数も多く、便利なのに間違いはないのですが、やはりバス特有の窮屈感は付きまといます。一方でフェリーであれば乗船後は自由に動き回れて外に出ることも出来るので、バスと比べると開放感が段違いです。
また、フェリーのほうが圧倒的に定時運行率が高いというのも地味ながら魅力的です。目的地に着いてからも予定通り動くことができますので、結果的に旅行先での負担軽減にも繋がります!
車ごとの輸送が可能
旅行先でマイカー移動したい時にもフェリーが便利です。フェリーでの移動中は運転からも開放されますし、渋滞に巻き込まれる心配もありません。往路は明石海峡大橋をドライブ、復路は休憩も兼ねて南海フェリーを利用…なんてプランもオススメです!
港へのアクセスのしやすさ & お得なきっぷ「好きっぷ2000」の存在
和歌山港は南海電鉄の和歌山港駅直結でアクセスしやすく、徳島港へも徳島駅から20分ほど路線バスに乗車することでアクセスできます。公共交通機関でアクセスしやすいのは旅行者にとって嬉しい点ですよね!
また、南海電鉄と南海フェリーは共同でお得な切符「好きっぷ2000」を販売しています。この切符はフェリー片道乗船券と南海電鉄の片道乗車券がセットになって2,000円で、南海電鉄の各駅→和歌山港→徳島港・徳島港→和歌山港→南海電鉄の各駅の両方向に利用できます。
船内
船内には一般的な椅子席やデッキ席のほか、横にもなれる絨毯席、グループでテーブルを囲めるファミリー席、充電用コンセントの利用できるビジネス席、全席指定リクライニングシートのグリーン席などがあります。グリーン席以外は全て無料で利用できますので、スタイルにあったスペースで過ごしましょう!
また、船内には売店もあり、お弁当や軽食を購入することができます。お弁当はワンコインで買えるものもありますので、船旅を彩るのにもオススメです!デッキからは穏やかな紀伊水道の姿を見られます。