男性の「何が食べたいですか?」は丸投げなのか
男性の即レスに返信できなかった亜衣さんへ、普段のやりとりについてもう少し聞いてみました。
「婚活では男性も複数の女性と会っているし、自分の優先順位が低そうな女性にはあまりエネルギーを割かなくなりますよね。あんまり受け身だと、誘う方も面倒くさくなるじゃないですか。亜衣さんはデートプランっていつもどうしているのでしょうか?あちらから提案してもらってそこから決めるのですか?」
「なんか『何食べたいですか?』って丸投げされることが多くてそれもモヤモヤするんです。イタリアンって伝えたら、向こうが探してくれたんですけどそのお店がコロナで休業中だったこともありましたね。このデートになるまでのやり取りも疲れるんです」
それは本当に、“丸投げ”なのでしょうか。
「なるほど、丸投げと感じたのですね。亜衣さんってデートで行くかどうかは脇に置いて、純粋に今食べたいものとか、行きたいお店ってどういうところですか?」 「お肉ですかね。ステーキは好きです。『いきなりステーキ』は一人でも行きますよ」 「じゃ、この男性を『いきなりステーキ』に誘ったら?」 「ええ!チェーン店ですよ。あんまり会話をするタイプのお店でもないじゃないですか」
「相手がどんなつもりで『何食べたいですか?』って聞いてきたのかは分からないんですけど、女性って女子会とかするし、新しいお店についても情報チェックしますけど、男性ってチェーン店とラーメン屋ぐらいしか知らない人も多いですよ。デート向きのお店かどうかとか話しやすいお店かとか、お願いされてないことを気遣ってもその労力って評価されるところじゃないんです。『ここに行きたいけどどうですか?』ってお店を女性から提案した方がやり取りも少なくて済みますよ」
LINEは深読みしすぎず、会って相手を知ろう
亜衣さんはその相手へ、こんな風に連絡しました。
「こんにちは。返信遅くなって申し訳ございません。仕事が立て込んでいてやっと落ち着きました。ステーキはお好きですか?『いきなりステーキ』に行きたいのですが、一人じゃ行きにくいので付き合ってもらえると嬉しいです。〇日、〇日だと空いているのですがご都合いかがでしょうか?」
すると、すぐ返事が来てデートが成立したそうです。
いきなりステーキデートでは相手の男性もお肉が好きという話題で盛り上がり、また会うことになりました。亜衣さんとお肉好きという共通点もあり、その後は距離が縮まり交際に発展します。
「今までLINEを深読みしすぎてました。即レスも急かされてるって思ってましたけど、彼はそこまで考えていませんでした。LINEもすぐ返信できなくても気にしないから私のペースで連絡くれればいいって言ってくれて優しいなと思います。 今まで婚活でいい男性にも会っていたと思うのですが、その頃は悪い方に考えすぎて自分で出会いのチャンスを潰していたんだなと思います」
貴重なご縁を逃さなくてよかったですね。LINEの深読みしすぎにはご注意を。お相手の気持ちも人格も、画面の中だけではわかりません。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃> 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
提供・女子SPA!
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