人気俳優のアラン・カミングが、1997年の映画『バディ』で共演したチンパンジーの行方に関する情報を持っている人に、1万ドル(約130万円)の報酬を提供することを発表した。
アランと共演したというチンパンジーのトンカが最後に目撃されたのは、ミズーリ州フェスタスにあるミズーリ霊長類財団のチンパンジー飼育施設だった。この施設はもうなくなっている。トンカはこの場所で飼育され、その後、映画やパーティーのために貸し出されたり、個人の所有者に売られたりしていたという。
アメリカの動物の権利運動団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は、チンパンジーの生活環境についてミズーリ霊長類財団を訴え、動物たちが「不潔で、事実上不毛な囲いの中で倉庫に保管されていた」と指摘。トンカと他の6匹のチンパンジーを公認の聖域に移す許可を得ていたが、2021年7月にPETAが譲渡を行うために到着したとき、トンカは行方不明になっていたのだという。
【こちらの記事も読まれています】