会社員の場合、年収1,000万円は憧れであり一種の目標としても分かりやすいですよね。今回は、年収1,000万円(給与所得者)の手取り月額や時給・日給に換算するといくらぐらいになるのかを計算し生活レベルがどれぐらいになるのかについてまとめてみました。最後に年収1,000万円を目指せる職種や仕事内容も紹介します。

1日8時間20日勤務で時給は約3,922円、日給は3万1,375円

年収1,000万円といっても、家族構成が変わると手取りに差が出ます。今回は、配偶者1人と高校生の子ども1人がいるケースで手取りは年約753万円と仮定した場合で試算しました。1日8時間20日勤務と仮定した場合、年収1,000万円の人の時給は約3,922円となりほぼ4,000円です。日給に換算すると約3万1,375円になり3万円オーバーになります。

時給で見れば分かりやすいのですが、時給1,000円のバイトと比べると約4倍の収入を得ていることが分かるでしょう。

余裕のある生活で貯金も可能!でも子どもがいると教育費の負担も大きい

1,000万円の年収の手取りが約753万円の場合、生活費として使える月額は約62万7,500円です。厚生労働省の「家計調査(2019年)」によると年収900万~1,000万円世帯の消費支出は38万1,037円、1,000万~1,250万円世帯の消費支出は42万3,606円でした。それぞれに収入から消費支出を差し引いてみると約20万~25万円の余裕があるため、生活レベルとしては貯金も十分可能です。

ただし子どもが複数いる世帯などの場合はさらに教育費がかかってくる可能性があります。教育費はかけようとすればいくらでもかけられるため、年収1,000万円あったとても世帯によっては貯金するほどの余裕がないケースもあるでしょう。とはいえ一般的な家計の支出バランスを心がけていればやはり年収1,000万円は、ある程度余裕がある生活が送れる年収といえます。