「一日何時間スマホ見てるんだろう…」そんな風に思ったことありませんか。私はあります。もはや右手にスマホがくっついているんじゃないかと思うことも。

ですが、そんなスマホは犯罪の温床として、常に狙われています。現代人の必須アイテムですから当然っちゃ当然ですね。

スマホ世代の女性の被害は意外と多い

「詐欺はシニア世代が引っ掛かるもの」と思った人は要注意。詐欺はとっくにデジタル化しており、手口も日々巧妙になっています。警察庁のデータによると、2021年の架空請求詐欺の被害者の12.4%は40代以下の女性と、意外と若い世代も被害にあっているんですよ。 また、ギャンブル必勝法の情報提供詐欺や、交際あっせん名目の詐欺なども、若い世代の被害が目立ちます。

Amazonや宅配便そっくりの詐欺メールが横行!見分け方をプロに聞く
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです

最近ではマッチングアプリで出会った人から、投資を進められるといった詐欺も横行しているそう。好意や婚活への熱意も悪用される時代。どの世代も注意が必要です。

スマホの犯罪にあった人がこぞって言うのが「まさか自分が詐欺にあうなんて…」というセリフ。騙されてからでは遅いので、スマホ周りの犯罪事例と、スマホの守り方を専門家に聞いてみました。

今回話を聞いたのは、迷惑電話や迷惑メールのブロックサービスを提供する、トビラシステムズの岩渕るみさんです。

突然のSMS。Amazonの「お支払いに問題」!?

スマホにこんなショートメール(SMS)が届いたんですが…。

「Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります」という短い文章とURLが記載されたショートメールです。

Amazonや宅配便そっくりの詐欺メールが横行!見分け方をプロに聞く
(画像=『女子SPA!』より引用)

しかし文面をよく見てみると、「プ ライム」と文字間に違和感のあるスペースがあったり、URLもよく見ると「armazzan」だったり。何だか怪しいけど、実際にAmazonは愛用しているので、サービスが使えなくなったらどうしようと不安です。

岩渕「これは典型的な“フィッシング詐欺”の手口ですね。フィッシング詐欺の主流は、実在する企業やサービス名を騙った文面で届くメール。馴染みのあるサービス名だからとついつい添付されたURLをクリックしそうになりますが、偽サイトに誘導され、個人情報を盗み取られてしまいます。

中でも、今回のようにSMSで届くものは、『スミッシング』と呼ばれ、最近多発している手法です。『スミッシング』は『SMS』と先程の『フィッシング』を組み合わせた造語。

2021年に確認されたスミッシングの件数は前年から比較して約3倍に増加し、年間数百万件単位で発生している手口で、最も注意が必要です」

Amazonや宅配便そっくりの詐欺メールが横行!見分け方をプロに聞く
(画像=『女子SPA!』より引用)

トビラシステムズ岩渕さん