連日報道される芸能人の不倫ニュース。芸能人でなくても、不倫問題は後を経たないようで、不倫調査を主に取り扱うVIVID女性探偵社では、不倫調査依頼が絶えないそうです。
では、調査して夫の不倫が発覚した場合、妻たちはその後どのような道を歩むのでしょうか。VIVID女性探偵社・代表の北川舞子さんにお話を伺いました。
【北川さんに聞いた浮気の見抜き方】⇒女性探偵が教える、“夫の浮気を見抜く”5ポイント。使える証拠の集め方
大多数の妻が再構築を望む
――夫の不倫が発覚した場合、どのような決断をされる妻が多いのでしょうか。
北川舞子さん(以下、北川)「意外と思われるかもしれませんが、弊社に依頼にいらっしゃる奥様たちの約7割は、再構築という道を選ばれます」
――意外です。証拠を掴んで、離婚の話を進めるものだと思っていました。
北川「不倫するような夫とすぐにでも離婚したい、という方ももちろんいらっしゃいます。でも、すぐに離婚できる方ばかりではないんです。子供がいる方は特に悩まれますし、共同で住宅ローンを組んでいる方や専業主婦の方など、離婚という選択肢をとれない方もたくさんいます。他の調査会社で離婚をすすめられて、弊社に相談にくる奥様もいらっしゃいます」
再構築を望むなら絶対にやってはいけないこと
――そのような場合、どのように話し合いを進めるんでしょうか。
北川「依頼者が少しでも望まれているのであれば、私たちは集めた証拠を元に、どう再構築の道を作るか話し合います。調査内容から、夫がどこまで不倫相手にはまっているのかを想定し、不倫相手とどうしたら別れられるかを考えるんです」
――そんなことができるんですか!? 具体的に何をするのか気になります。
北川「その前に、再構築をしたい人が絶対にやってはいけない3つのことがあります。一つ目は、『はっきりした証拠なしに不倫をせめる』こと、2つ目は『スマホを見たことを告げる』こと。そして、3つ目は『探偵に依頼したことをほのめかす』ことです。まず、はっきりした証拠がない状況で夫をせめても、ただの喧嘩になるだけです。お互い不信感を持ったまま、夫婦仲がますますこじれてしまいます」