紅葉名所としても知られる香嵐渓や、壮大な天然石門の景色が人気の乳岩・乳岩峡、車で進める最奥地にある穴場の川浦渓谷など、東海地方のおすすめの渓谷をご紹介します。
1.香嵐渓(愛知)
紅葉の名所として知られ、見頃を迎える11月中旬〜下旬ごろは特に多くの観光客が訪れる香嵐渓。赤、オレンジ、黄と、約4,000本の色づいたもみじが巴川がつくる渓谷を彩ります。
特に香嵐渓のシンボルである真っ赤な「待月橋」ともみじのコラボレーションは圧巻!夜間にはライトアップも行われ、幻想的な空間をつくりあげます。
ちなみに香嵐渓のもみじは、香積寺の和尚さんが、寛永11年から時間をかけて一本一本植えてきたのが始まりなんだとか。全部で11種類ものもみじが植えられているので、違いを探しながら散策してみて。
2.乳岩・乳岩峡(愛知)
凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出し、天井部に乳房状の鍾乳石ができているため、それが「乳岩」という名前の由来となりました。
急な階段を登り続けていくと、山頂近くには通天門といわれる天然石門があり、その壮大な景色に感動する人も多いとか。
周辺の渓谷も含めて、国の名勝および天然記念物に指定されており、渓谷美と奇岩が織りなす絶景を堪能できます。
3.寸又峡(静岡)
山奥の秘境とも言うべき寸又峡。峡谷の入口には温泉街が広がり、その温泉街を抜けた先に、深い峡谷へと続く遊歩道「寸又峡プロムナードコース」が整備されています。
遊歩道には道中、有名な観光スポットである夢の吊り橋があるほか、尾崎坂展望台や、飛龍橋、昔の森林鉄道の遺構などが残されている場所もあり、見どころが盛り沢山です。
4.鳳来峡(愛知)
宇連川の下流5kmに渡って続く渓谷。川底の岩がまるで敷き詰めた板のように見えることから、“板敷川”とも呼ばれています。
天然記念物にも指定されている「馬背岩」は渓谷の見どころの一つ。宇連川にかかる湯谷大橋から鑑賞できます。また夏には川遊びのスポットとしても人気です。
5.香落渓(三重)
名張川の支流・青蓮寺川沿いに約8kmつづく渓谷。斧で断ち割ったかのような柱状節理の岩肌がつづく景勝地で、途中には屏風岩や天狗柱岩、鬼面岩・武者岩などの見所があり、自然の造形美を楽しむことができます。秋には山全体が燃えるような紅葉に包まれます。
紅葉谷に無料駐車場やトイレがあります。