物事を考えない人、自分で考える力がない人とはどのような人のことを指すのでしょうか。またそのような自分がない人と上手く付き合っていくにはどうすればいいのでしょうか。この記事では考えない人や自分で考える力のない人についてご紹介していきます。そのような人が周りにいるという方はぜひ読んでみてください。
何も考えない人・自分で考える力がない人の特徴7つ
1.自分がない・何を考えているのか分からない人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴1つ目は自分がなく、自分の軸がない人です。何も考えない、考えられないからこそ自分の軸や自分の意見を持つことができず、自分がない人になってしまいます。
また自分の考えがないので自分の意見を表現できません。自分の意見を表現しないため周りからすると何を考えているのか分からない人にもなってしまいます。
2.人任せだから考えない人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴2つ目は人任せな人です。自分では何も考えていない、自分では何も考えたくないので人任せになってしまいます。何をするにも自分で考えるのではなく、人に考えることを任せます。
例えば一緒に食事に行くときに何を食べるかを考えるのは人任せです。自分では何を食べるのかを考えず相手に任せます。なので返答は「なんでもいいよ」や「決めて」と考えることを相手に任せるような返し方になり、店を調べるのも、場所を調べるのも相手に任せます。そして自分は相手に従って付いていくだけになります。
3.人に合わせるのが得意な人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴3つ目は人に合わせるのが得意な人です。何も考えない人、自分で考える力がない人は良く言うと人に合わせるのは得意で、相手に合わせることを苦に感じず率先して合わせることができます。なので主導権を自分で握りたい人の相手としては向いています。
4.争いごとが嫌いな人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴4つ目は争いごとが嫌いな人です。自分で考える力がないのではなく、自分の考えを表現することで事がスムーズに進まなかったり、意見が衝突してもめてしまうことを恐れています。争いごとが嫌いな平和主義であり、争いごとを避けるため自分の考えをもちません。
5.人の顔色ばかりをうかがってしまう人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴5つ目は人の顔色ばかりをうかがってしまう人です。自分の考えを今述べたらこの人はどう思うだろうか、不愉快な思いをしないだろうか、嫌われないだろうか、怒られないだろうかと実はいろいろ考えています。
いろいろ考えた末、黙って従っておいた方が無難、余計な事は言わない方がいいと考えるため、相手の言ったことに対して自分の考えを述べずそのまま受け入れます。相手の顔色をうかがい過ぎるため自分をもつことができません。
6.欲がない人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴6つ目は欲がない人です。もちろん基本的な食欲などの欲求はあります。しかし「おなかが空いていてご飯を食べたい」という食欲はあっても「これが食べたい」がないのです。また出世したい、給料がもっと欲しい、認められたい、これがいいなどの欲求はあまりありません。
認められたい、いい仕事がしたい、これがしたいという欲求がなく、本音が「何でもいい」、「どっちでもいい」であるため自分で考えることのない何も考えない人になってしまいます。
7.面倒くさがりな人
何も考えない人、自分で考える力がない人の特徴7つ目は面倒くさがりな人です。何かをいろいろ考えることが面倒くさく精神的に疲れるので、あれこれ考えずに物事を決めます。また考えた末他人に何かを言われるのも面倒なので、余計な面倒なことを避けるために他人の意見にそのまま従うタイプの人もいます。
めんどくさいと思う心理とはどのようなものなのでしょうか。またどうしてめんどくさいと思ってしまうのでしょうか。その原因や対処法についてはこちらも参考になります。
何も考えてない人・自分がない人の心理3つ
自分で考えるよりも人に任せておいた方が楽
自分であれこれ考えるより人に考えることを任せた方が考える手間もありません。従うだけです。また自分で考えると責任も発生しますが、自分で考えず他人に任せると責任も逃れられて気分が楽です。
自分の考えに自信がないので自分の考えを述べたくない
自分の考えに自信があれば堂々と話すことができますが、自分の考えに自信がないとできるだけ自分の考えを述べたくありません。いつも自分の考えには自信がないので、他の人の意見や考えに従って、自分の意見を述べることから逃れます。
自分の考えを自信をもって述べられるように、自信をつけるにはどうすればいいのでしょうか。自分のやる気や行動力を引き出すコツに知って少しずつ克服していきましょう。
自分で考えることで余計なもめごとは作りたくない
自分で考えると自分なりの意見が出てきます。他の人とは違う意見を述べた場合、相手から反対意見を受けたり、もめた事に発展しては面倒です。自分が黙って従えば、もめごとが起きず、反対意見を受けることもないなら黙って従うことを選びます。反対を受けることやもめごとが起きることを過度に恐れて自分の意見を隠します。
職場で何も考えない人・自分で考える力がない人との付き合い方は?
判断力がない上司
判断力がない上司はいろいろなことを恐れて一歩が踏み出せなかったり、判断する勇気がありません。なので判断力がない上司は気が弱いタイプの人が多く、気が強いタイプの上司よりは上司からのプレッシャーやストレスは少なく仕事は一緒にしやすいです。
ゆったりと、上からのプレッシャーに追われることなく仕事がしたい人にはむしろありがたいタイプの上司です。気弱で判断力がない上司が何か判断に迷っていたら、意見を述べて上司の判断に手を差し伸べてあげたり、もし上司がある程度決めているにも関わらず決断しきれないような場合には上司の意見を支持してあげます。
判断しきれない上司に自信を与えるような発言や、判断を手伝うような意見を積極的に述べることで、上司にとって必要な部下となることができます。
何も考えてない同僚
何も考えてない同僚には積極的に質問を投げかけて考えさせたり、意見を述べてもらいましょう。自分の考えを人前で述べることが苦手という人は意外と多いので、何も考えてないように見えて実は考えはあっても述べられないだけかもしれません。
なので何も考えてない同僚には積極的に話す機会を与えてあげましょう。質問をされると嫌でも考えて答えなければいけません。質問をされると勇気がなくてためらっていた同僚にはいいチャンスになります。
何もできない部下
何もできないからと何もさせない、考える機会を与えないのではこの先も何もできない部下です。部下に考えるための時間を与えたり、考えを述べる場面を作ってあげたり、質問を投げかけてみたりなど考える機会や時間を作ります。何もできない部下となってしまった原因は指導した側にも問題があるのかもしれません。
自分で考えられない人が自分の頭で考える力を養う方法5つ
物事に興味や関心をもつ
自分で考えられない人は物事にあまり興味や関心がなく「そんなことはどうでもいい」、「どっちでもいい」、「だから何なのだ」、「自分には特に関係がない」という考えが強いです。
そのような考え方であるため興味や関心をもつ物事自体が少なく、また自分の興味や関心がない物事に対して考える必要がないと思うため、ますます物事に興味や関心がもてなくなります。この悪循環を断ち切って自分で考える力を養うためにはまず、物事に対して興味や関心をもつことが大切です。
あらゆることに疑問をもってみる
ただ物事をボーっと眺めているだけでは自分で考える力を養うことはできません。考えるには「どうしてこうなるのだろうか」、「何故こうなるのか」など物事に対して疑問をもつことから始まります。ありのままを受け入れることはもちろん大切ですが、疑問をもってみることが自分で考える力を養うには大切です。
人に物事を説明してみる
人に物事を説明するには「どう話せばいいか」、「どうすれば分ってもらえるか」などいろいろ考えなければいけません。人に物事を説明するためには物事を自分で考えて理解している必要があります。誰かに説明することで今まで気づかなかった疑問点なども出てきます。人に物事を説明するのは考えるいいチャンスです。
自分で調べない習慣を脱する
自分で考えることをしない人は分からないことがあったとき、知ることに貪欲ではないため「別にどうでもいい」となります。ちょっと疑問に思っても自分で調べることが面倒であるためそのまま放っておきます。自分で考える力を養うためにはこの自分で調べない、別にどうでもいいと考えてしまう習慣を断ち切る必要があります。
趣味をつくる
趣味を作ることも有効です。例えば好きなスポーツがあると、どうすれば勝てるのか、どうすれば上手くなるのか、そのためには何をする必要があるかなどいろいろ物事を考える機会ができます。
また料理が好きだと、次は何を作ろうか、これを入れたらもっと美味しくなるかな、こうすれば効率的に時間短縮ができるかなといろいろ料理をしながらも考えます。好きな物だと向上心もあるため積極的に物事を考えます。また好きな物だと考えることも苦になりません。
自分で考える力を養うためには好きな物事から始めるのがいいでしょう。まだ趣味と呼べるものがないという人は夢中になれることを探してみると生活も楽しくなるでしょう。