海外からの来日者がここ数年増加傾向にあります。また、東京オリンピックを控え、外国の方を見かける機会がさらに増えることでしょう。来日中の外国の方が思う日本人のすごいところとは、どのようなことなのでしょうか。ホストファミリーとしてさまざまな国の方々と生活をし、また共に働く中であらためて知った「日本人のすごいところ」をご紹介します。
いまや世界のおBento(お弁当)
The New York Timesに「Bento」として紹介されたこともあるほど、「Sushi」、「Tempura」同様に世界に浸透しつつある日本のお弁当。近頃は100円ショップ等で、かわいいお弁当グッズをお土産に購入している外国の方を見かけることもあるのではないでしょうか。
実際に私がホストファミリーとして外国からの留学生何人かと生活をしていた頃は、今ほど「Bento」としての認知度はなかったものの、どの留学生にも母のお弁当は大人気でした。
いつも当たり前のように作ってもらっていたお弁当ですが、海外ではパンやフルーツを袋に入れるだけの「Lunch bag」を持参するといった場合が多く、健康や見栄えを考えながら母が作ってくれる日本のお弁当は、とてもすごい日常であることに気づかされました。
小さい子供が1人で電車通学
小さい子供がかわいらしい制服を着て1人で電車通学をしている光景は、日本ではそれほどめずらしい光景ではありません。でもこの光景、とくにアメリカ合衆国では信じられないことなんだとか。
国土が広く車社会である、という理由もありますが、一人で行動したり留守番をしたりすることができる年齢を法律で定めている州もあります。そうでない場合でも、子供が一人で行動をしたり留守番をしたりする年齢に関する一般的なガイドラインが定められています。
日本の治安の良さも関係するものの、小さいうちから1人で電車やバスに乗って移動することは考えられない、とどの国の留学生も声を揃えて驚いていました。