広告代理店といえば華やかな業界をイメージしている人も多いでしょう。
その分、広告代理店への就職希望者も毎年多く人気の業界と言えます。
一方で、残業も多く飲み会も多いハードな業界とも思われがちな広告代理店。女性が広告代理店で働くことにちょっと不安だと思っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、総合広告代理店に5年勤務している現役OLの私が、女性が広告代理店で働くことについて、また広告代理店への就職のポイントについても徹底解説します!
広告代理店ってどんな仕事?女性にも向いてる?
広告代理店に就職する前に、大きく二つの職種があることを知っておく必要があります。
主にクライアントから仕事をとってくる「営業職」と、豊かな発想と企画力で広告物を作る「クリエイティブ職」です。
他にも職種がある場合もありますが、主にはこの両者の連携により広告代理店の仕事は成り立っています。
それぞれどのような仕事になってくるのでしょうか。
テキパキさとコミュニケーション力が命!営業職
広告代理店の営業職は、クライアントから課題や問題点をヒアリングして、広告をもとにその解決策を提案することが主な仕事内容です。
無形財を販売物とするので、トーク力と会話の中での課題発見力は必須です。
そして何より、円滑なコミュニケーション力が求められるポジションでもあります。クライアントだけではなく、社内外を含むスタッフともコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めていく必要があるためです。
様々なスタッフとの調整役となることからも、スピーディーにテキパキと動くことも求められます。
センスが輝くクリエイティブ職
クリエイティブ職は名前の通り、広告物のコピーやデザイン、構成を考えるクリエイティブな仕事です。
企画の段階から深くかかわり、様々なスタッフとの連携や指揮を行う重要なポジションです。
自分の手がけた広告物が形になることで達成感ややりがいを感じられる魅力もあります。しかし、多くの時間や作業を要する案件も多いため残業も多くや休日が取られることもあります。
豊かな発想力とセンス、そしてクリエイティブ職でもスタッフとのコミュニケーション力が必要です。
広告代理店は調整力が必要な いわば何でも屋
広告代理店はいわば何でも屋に近しいです。
クライアントの要望に応じて様々な媒体や企画に携われることはおもしろいですが、右に左に状況が変わることも多々あります。
昼夜限らず動き回る時もあり体力勝負な部分もあるので、タフさも必要です。
そして何と言っても、営業職でもクリエイティブ職でも「代理店」というだけあり調整力が必要になります。
働いていくうちに、各スタッフやクライアントとのコミュニケーションを通じた調整力は知らず知らずのうちでも鍛えられることでしょう。
女性が広告代理店に就職するには?私が就職するために実際にやったことを紹介!
広告代理店に入るためには、特別な資格などは必要ありません。
また、出身大学や出身の学部学科にこだわらず採用する代理店も多い傾向です。
しかし、就職活動をするにはまずは広告代理店という業界についてしっかりと知っておく必要があります。
ここを厳かにしてしまうと、入社後のギャップにもつながります。以下では、私が実践したことを含めて紹介します!
広告代理店の種類を知る
広告代理店には主に3つの種類があります。
まずは、クライアントのマーケティング全般に関わり、企画から制作までを総合的に手掛ける「総合広告代理店」です。
そして、新聞、テレビ、のようにいずれかの広告媒体に特化した広告を行う「専門広告代理店」があります。
最後に、現在最も勢いのある、インターネット広告に特化した「インターネット広告代理店」です。
それぞれにどのような特徴があり、現状の市場や将来的にどんな可能性があるのかを把握しておくことが重要です。
自分のやりたいことも意識しやすくなりますよね。
日頃から広告物を意識して生活をする
日常生活に広告物が溢れている中で、「どんな広告物があるのか」「どの広告物が印象的だったか」意識して生活をするようにしましょう。
私も就職活動で広告代理店を何社か受けましたが「どんな広告が印象に残っているか」「好きな広告は何か」と面接で聞かれることが多かったです。
日頃から広告物に関心を持って過ごすことで広告を見る目が養われ、広告代理店に入社した後も役立っています。
就職サイトに登録しインターンシップにも積極的に参加する
先程書いたように、広告代理店には種類もあり、さらにその中で職種も分かれています。
自分に合う会社や職種を探すためにも、早い段階から積極的にインターンシップなどに参加することをおすすめします。
私もインターネット広告代理店に興味を持っていましたが、いざインターンシップに参加するとやりたいことと違うなと感じ途中で路線変更をしました。
仕事内容を把握していても自分に合わないと感じることもありますので、入社前に体験できるインターンシップは貴重な場です。