手つかずの大自然を抱く中国をはじめ、世界屈指の絶景ビーチに恵まれた東南アジア、東西の文化が融合する神秘的な中央アジア。西洋の絶景とはまた別の魅力を持つのがアジアの秘境です。アジアは日本から距離が近くLCC(格安航空会社) を含め多くの飛行機が飛んでいるため、航空券の選択肢が多く気軽に出かけられるのもメリットですよね。そんなアジアで、死ぬまでに一度は行きたいおすすめの絶景スポットを紹介します。
一度は行くべき穴場の絶景スポットはここ!自然あふれる絶景の秘境3選
聖地として崇められてきた黄龍(中国)
まずは秘境の宝庫である中国から、世界遺産の一つ、黄龍(ホワンロン)を紹介します。
黄龍は、エメラルドグリーンに輝く彩池と呼ばれる約3,400もの湖沼群が息をのむほどの美しさです。水の織り成す気品ある風景は、見る人の心を揺さぶります。長い年月をかけて形成された乳白色の石灰棚に溢れ落ちる水は、見る時期や太陽光の角度などによって色彩が変化して見え、その神秘の美しさからチベットの人々からは聖地として崇められてきた歴史があります。
標高3,100mの迎賓彩池から標高3,600mの五彩池までは遊歩道が整備されているので、絶景の中を思う存分散策することができますよ。
秘境といえばやはり洞窟!フォンニャーケバン国立公園(ベトナム)
2003年に世界遺産登録されたベトナムのフォンニャーケバン国立公園は、大小さまざまな約300もの鍾乳洞が存在する巨大洞窟群。
この公園は4億年前に形成されたアジア最古のカルスト地形の残る原生林一帯に位置し、恐怖すら感じる絶景の宝庫です。その中にあるフォンニャ洞窟は全長約8㎞もの長さを誇り、世界最長の地下水脈を持つとされる壮大なスケール。奥の鍾乳洞は緑や青色でライトアップされ、地底の世界を盛り上げてくれます。
更に、世界最大級の容積を持つとされるソンドン洞窟には人跡未踏の世界が広がります。今後の調査で明かされるであろう姿に冒険好きたちの期待が一心に集まっています。
観光客少なめな中央アジアの絶景!ウスチュルト台地(カザフスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタン)
観光客が少なめで穴場なのが、中央アジアの絶景です。中でも、カザフスタン、トルクメニスタンおよびウズベキスタンにまたがって広がるウスチュルト台地は、パノラマに広がる白亜の世界が圧巻。
ここは太古の海の底が隆起し、その後の長い浸食や風化によってできた驚くべき絶景です。高さ100m以上の白壁が10㎞も続く大地を行くと、コンディションが良い日はトゥズバイル塩湖が周囲に広がる白亜の景色を映し出し、幻想的な光景を目にすることができます。
白い谷と呼ばれる台地から見下ろすテーブルマウンテンや奇岩群に、想像を超える自然の驚異を感じずにはいられません。まさに中央アジアならではのエキゾチックな体験となることでしょう。
ホテル自体が絶景スポット!アジアのおすすめリゾートホテル
アジア絶景ビーチなら、インドネシアのバリ島東部海岸の丘の上に、雄大なアグン山を背にして佇むアマンキラがおすすめです。
目の前に壮大なロンボク海峡を望むアマンキラは「平和の丘」を意味し、バリ島内3つのアマンリゾートの中でも唯一のオンザビーチという絶景ロケーション。
アグン山の噴火で崩壊したと言われる王国カランガスムの遺跡を周囲に残し、水の王宮ウジュンをイメージしバリの文化がデザインされたリゾートは、滞在者を風景に溶け込ませるようなスピリチュアルな存在感を放っています。
一人旅なら治安とアクセスの良さを重視
一人旅としておすすめしたいのは、タイのコムローイ祭りの絶景です。タイは、地球の歩き方による「2020年はココに行きたい!人気海外旅行ランキング」TOP10にもランクインする人気の国です。
タイでは陰暦12月(10月から11月頃)の満月の夜、川の恵みへの感謝と自らを清めるため、ピン川で灯篭流しと共にコムローイ(和紙でできた熱気球)を打ち上げます。
この夜空に舞い上がる数千個のコムローイの絶景がSNSや口コミで人気を呼び、外国人観光客向けに「イーペン祭り」行われるようになりました。日程など詳細な情報はタイ観光局で確認できます。ただし、お祭りは気分も高揚しますし、特に一人旅では安全第一で行動してくださいね。
秘境への旅はツアーがおすすめ
普通の海外旅行じゃ物足りないという人には、インパクト大の絶景の旅がおすすめです。行き先に迷う時は、世界の絶景10選やアジアの絶景7選といったキーワードを参考に検索してみましょう。人気の絶景スポットがずらりと紹介されていますので、きっとお気に入りが見つかりますよ。
でも、自然の絶景ポイントは辺境であることが多く、個人旅行は難しい場合もありますよね。そんな時は、旅行代理店のツアーがおすすめです。多くのツアーが企画されていますので、安全面にも気を付け、体験者の口コミや評判も参考にして信頼できる代理店を選ぶのがポイントです。
世界はまだまだ知らない秘境に溢れています。ぜひ、新たな発見をしてくださいね。
文・やましたそら(CAメディア ライター)
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