暑すぎず寒すぎない今の季節は、秋と並んで登山のベストシーズン。最近は若い世代にも山登りが人気で、週末には各地の山でハイカーたちを見かけます。

仕事がデキる同僚男性が登山で見せたヤバい一面。おまけに交際を迫られて…
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

「子供のころは家族でハイキングによく出かけていたんです」と話すのは、食品メーカーに勤める矢沢美知佳さん(仮名・31歳)。

 部活に打ち込んでいた中高生のころは山とは無縁の生活を送っていましたが、大学時代は登山サークルに所属。再び山に登るようになり、就職してからも趣味として登山を楽しんでいたといいます。

職場の登山に自分が申し込んだと知った途端、参加を決めた同僚男性

「最初に勤めていた会社はアウトドア好きな方が多く、定期的にバーベキューやキャンプなどを開催していました。それで入社3年目の5月に日帰り登山をすることになり、強制ではなかったですが私はもちろん参加。

 このとき同じ部署にこの年の春に別の支社から異動してきたTさんって男性社員がいたのですが、私が申し込んだと知った途端、『自分も行きます!』と言い出したんです」

 3歳年上のTさんは美知佳さんに好意を持っていたらしく、お昼休みや仕事終わりには毎回のように話しかけてきたとか。彼女の中ではあくまでただの同僚でしたが、仕事ぶりは優秀で印象は決して悪くなかったとのこと。

 そうした中で迎えた日帰り登山当日。経験者にとってはそれほどキツい山ではなかったとはいえ、休憩時間を入れても下山までは7~8時間はかかる行程。ところが、集合場所に現れたTさんはリュックを背負っておらず、荷物は小さなボディバッグのみ。

 服装もシャツにパーカー、ジーンズという街へ買い物にでも行くようなラフな格好でほかの参加者たちを唖然(あぜん)とさせます。

仕事中とは別人!常識外れでマナー知らず

「私も含めて彼以外は全員登山用の服装と装備でした。完全に山をナメてるとしか言いようがないですが、心配する部長にも『俺、体力には自信があるんですよ!』って謎のアピール。まさかこんな常識知らずの方とは思わなかったので、あきれました」

 一部の同僚たちは参加を止めたほうがいいと忠告するも、聞く耳を持たずに結局付いてくることに。最初のうちは美知佳さんの隣を歩きながら親しげに話しかけてきましたが気がつくと口数も減り、じょじょに遅れ始めます。

「靴ずれを起こしたみたいでした。実は、このとき彼が履いていたのは真新しい革製のスニーカー。あとで『靴下に血がにじんでる!』って大騒ぎしていたので、足の皮がむけて大変なことになっていたんだと思います。自業自得なので同情しませんでしたけど(笑)」

仕事がデキる同僚男性が登山で見せたヤバい一面。おまけに交際を迫られて…
(画像=『女子SPA!』より引用)

しかも、軽装だったTさんはボディバッグにペットボトルのミネラルウォーターを1本だけ入れていましたが早々に飲み干してしまい、水筒を持参してきた同僚たちに飲ませてもらう有様。それも遠慮せずにガブ飲みしたため、周りから大ブーイングだったそうです。

「けど、立場的に何も言いにくい自分より年下の若手社員にばかり『1杯だけでいいから』って迫るんです。その態度も妙になれなれしくて、とても人にものを頼むような態度ではありませんでした。この時点で私は、彼氏になんて絶対ムリ!と心の中でジャッジを下していました」