3~4月は環境が変わって、カップルが別れやすい季節だと言われます。たとえば離婚件数は例年、3月がトップ(人口動態統計)。そこで、別れの季節にちなんで、「自分史上、最悪の恋愛」にまつわる人気記事を再掲載します。女性たちが振り返る、最悪恋愛の思い出とは…?
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誰しも嫌な恋愛経験ってありますよね。時には初めての思い出が“自分史上最悪の恋愛”になってしまうことも…。
「おっかなびっくり小さなライブハウスに足を運んだのですが…監督の軽快なトークと聞いた事ないVシネやピンク映画の内部事情が新鮮でとても楽しかったんですよね。しかもイベントの後で友達に監督を紹介してもらい名刺までもらってしまい、とても緊張しました…」
吉田さんは当時23歳で男性経験が無く、ファストフード店で働いていましたが…同世代のバイト仲間とは違う、監督(41歳)のくたびれた雰囲気に妙なセクシーさを感じてしまい…勇気を出して監督の名刺のアドレスにメールを送りました。
「すぐに返信がきて…キャー!って感じでテンションが上がりましたね。それから毎日のようにメールのやり取りを重ねました。
最初は監督の作品の感想などを伝えていたのですが、だんだん好きな食べ物は? 好きな映画は? などの質問合戦になり打ち解けてきた頃に…お互い友達が少ないという話になって『よかったら友達になりませんか?』と言われて、何だか監督に必要とされている感じがして嬉しかったんですよね」
そして、2人はついに飲みに行く事になりました。
初体験の後に既婚宣言…でもあきらめきれず夢中に
「そのまま当たり前のようにラブホに連れていかれて…初めての性体験にポーッとしていたら監督から『実は俺、結婚してるから』と言われて唖然としましたね」
ですが、既婚者だと知っても監督からメールがくると無視をする事は出来ませんでした。
「結婚していたのはショックだったけれど…憧れの監督が編集したてのVシネのDVDを持ってきてくれて『これ、まだ誰にも観せてないんだよ。これから2人だけで試写会しよう』なんて言ってくれるので…
これって私は特別な存在って事なのかな? と思って会っているうちにのめり込んでしまったんです」
どんどん夢中になる吉田さんを尻目に…監督は忙しさを理由に、食事すら一緒にしてくれなくなっていったんだそう。
「待ち合わせは毎回、渋谷円山町(※ラブホテル街で有名)のローソンで…飲み物を買って目の前のラブホに直行して休憩し、ホテルの前で解散するんです。そして、撮影の時に使ったローションを持ってきたりセーラー服の衣装を私に着てみてと言ってきて…あれ、何で涙が出てくるんだろう?って感じで抱かれていましたね。
初めての恋愛だったんでつい自分を見失っていましたが、だんだんその状態に疑問を抱くようになったんですよ」
そして、吉田さんはバイト先の先輩に相談をします。