夫の小遣いの適正は?
さらに、固定費以外でかさみがちなのが夫の小遣い。月手取り25万円の場合、小遣いは1万円程度に抑えるのが適正だという。少々わびしく感じるかもしれないが、「小遣いを多くもらい、夫が家を空けて外で遊び回る生活は、今の時代の主流ではない。若い世帯ほど家族との時間を大切にし、外での浪費は抑える傾向にあります」と藤川氏。
前出の森永氏も「夫が外で長時間働き稼ぎ、消費を楽しむスタイルは過去のもの」と指摘する。
「労働市場は、高い報酬をもらう一握りのハイスキル人材と、低賃金の仕事につく大多数の人々とで二極化しています。低スキルの賃金が低い仕事はどんどんマニュアル化が進み、自由度も低いため、精神をすり減らす人も多い。長時間働くことが、昔よりも辛いものとなっているのです」
ささやかな幸せを噛みしめることこそが令和の貯蓄術
無理して辛い仕事を増やすよりは、たとえ世帯年収が低くても、豊かに生きる方法を模索するほうが幸福に直結する。
固定費や食費をできる限り縮小し、カネを使わない趣味を楽しみ、ささやかな幸せを噛みしめることこそが令和の貯蓄術なのだ。
【経済アナリスト 森永卓郎氏】 東京大学卒業。日本専売公社、シンクタンクなどを経て、獨協大学経済学部教授。新書に『年収200万円でもたのしく暮らせます』
【FP 生活デザイン代表取締役社長 藤川 太氏】 慶應義塾大学卒業後、自動車会社で自動車の研究開発などを経て、’01年家計の見直し相談センターを設立。家計診断は3万世帯を超える
<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/岡崎隆夫 モデル/中嶋秀人 西田優理香> 週刊SPA!編集部
提供・女子SPA!
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