【3】樹齢200年の杉並木
遊歩道の途中、江戸時代に植えられたという杉並木が現れます。樹齢200年の木々を仰ぎ見ると、森の素晴らしさを改めて感じることができます。樹高は35~45メートル、胸高直径は60~80センチなのだとか。
ちなみに菊池渓谷内は遊歩道がきちんと整備されており、迷子になることはまずありません。ふかふかした土、木の板、階段など、様々な道が用意されています。
【4】紅葉ヶ瀬
パッと開けた場所に出ると、そこは紅葉ヶ瀬(もみじがせ)と呼ばれるポイントです。石の目印がありますので、参考にしてみて下さい。
秋になると紅葉が美しいポイントなのだとか。川をゆったり見学することができます。
【5】竜ヶ渕&天狗滝
竜ヶ渕(りゅうがふち)は、コースのなかでも最も大きく藍色によどみ、不気味さを感じさせるスポットです。このため、かつてはここに竜が住んでいたという伝説が残っているのだそう。これに由来して「竜」という文字が使われました。
また、山奥には修練場に使われたという、洞窟や天狗岩が残っています。修練者が時折、渓谷に降りてきてはここで身を洗い清めたことから、天狗滝(てんぐたき)と呼ぶようになったのだとか。
【6】四十三万滝
読み方はそのままで、「よんじゅうさんまんたき」です。日本の滝百選に選ばれています。まるで滑り台を滑っているかのような、珍しい形の滝です。
日本の滝百選へは、日本の滝選考会(緑の文明学会・グリーンルネッサンス・緑の地球防衛基金)が1990年、当時の環境庁・林野庁と協力して選定しました。
【7】広河原
こちらがコース内の一番奥地です。広い空間が広がり、秘密基地のような場所となっています。
水溜まりには生き物たちがうごめき、見ているだけでも退屈しない時間となります。
帰り道は急にコンクリート舗装の道になりますので、お写真が好きな方、自然をゆったり満喫されたい方は、ぜひ前半に楽しまれることをおすすめします。