合掌造り集落や白えびなどの海産物が有名な富山県。伝統工芸が全国区に知られる北陸一帯の中でも、富山はガラス工芸が特に盛んです。ガラスを中心とした富山のアートとともに立ち寄りたい、富山らしさを楽しめるカフェ&レストランを紹介します。
【1】FUMUROYA CAFÉ
富山市ガラス美術館がある複合施設「TOYAMAキラリ」の2階にあるカフェです。この「TOYAMAキラリ」自体も見どころで、隈研吾氏の設計でも知られるスタイリッシュな建築は、富山に行ったら訪れるべきスポットといえます。
美術館の展示室は3階〜6階にあり、ガラス工芸分野の展示なら別格!と言えるくらい充実した美術館です。3階〜5階には図書館もあり、2階がミュージアムショップとこのカフェになっています。
こちらの「FUMUROYA CAFÉ」は、富山のお隣・石川県の名産であるお麩の老舗ブランド・不室屋(ふむろや)が運営するお店。お吸い物や丼などの和食から、あんみつやパフェなどの和スイーツがあり、いずれもお麩が使われています。人気の「くるま麩のフレンチトースト」は、よくあるフレンチトーストとは食感や香りが違っていて、ぜひトライしてほしい一品です。
お店は17時くらいまでやっているのですが、フレンチトーストやお麩の丼などは人気で、ランチ終わりですでになくなってしまっていることが多いので、早めに行くことをお勧めします。富山駅からは少し離れているので、路面電車に乗っていきましょう♪
【2】もちもなか源七
TOYAMAキラリから徒歩すぐの総曲輪商店街。その中の「SOGAWA BASE」にあり、富山の郷土菓子「芋かいもち」の老舗である、餅屋源七さんが運営するお店です。芋かいもちをアレンジしてつくられたオリジナルの「餅もなか」や「餅パフェ」、「餅アイス」などユニークなメニューがたくさんあります。
餅もなかはひとつ280円で、「あんバター」「さくら」「ごまみたらし」など、どれも個性的かつ魅力的で迷ってしまいます。写真は「ほうじ茶ナッツ」。これをきっかけに、富山の他の郷土菓子も試してみたくなりますね。
「SOGAWA BASE」には、富山をはじめとする北陸みやげのショップや、ベーカリーやコーヒースタンドもあり、富山市ガラス美術館を訪れる際にはぜひ立ち寄りたいエリアです。
【3】ビビビとジュルリ
富山駅から北側へ徒歩15分ほどの富山県美術館の中にあるレストラン。各地にある美術館併設のレストランの中でも、特にアートを意識した素敵なメニューになっているのが魅力です。
写真は、アンディ・ウォーホルで有名なポップ・アートをイメージしたもの。同じパスタが3つ並んでいるのですが、実はソースが3種類あり、次々味を変化させながら食べることができます。「キャンベルスープ缶」や「マリリン・モンロー」のように、見た目は同じだけどちょっと違う、今までにない新しさにワクワクします。
美術館は「富山の新しいビューポイント」というのがコンセプトのひとつで、立山連峰を臨む窓からの風景も楽しみながら、素敵な時間を過ごせること間違いなしです。