ーー本作のようにリサさんも、オーディションで苦労した経験はありますか?
もちろんあったわ。ほとんどの場合落とされたからね。緊張したり、うまくできなくて、一回きりのチャンスを逃してしまうこともよくあったわ。
ーーこの映画では夢を追うことの大切さを描いていますが、実際に夢を追う人々にメッセージを与えるとしたら、どんな言葉を送りたいですか?
ただ、自分の心に従ってほしい。オーディションで落ちたり、受け入れてもらえなくても、自分自身を見つめ直して、また再チャレンジすればいいの。
ーーリサさん演じるハイディおばさんが、甥っ子たちを心配しながらも、応援し成長を見守る姿がステキだなと感じました。リサさん自身もそういった親心のような部分に共感はされましたか?
私にも息子が一人いるんだけど、親として責任を持たなきゃという気持ちと、でも子供には好きなようにしてほしいという気持ちの葛藤があるの。だからバランスも大事よね。じゃあ一回これやってみていいわよってして、それで悪いことが起きなければ、一日学校を休んで好きなことさせてもいいと思う。そういった経験も大事よね。
ーーとても夢にあふれ、そして家族愛も強い映画ですね。どんな人に見てほしいと思いますか?
もちろん、すべての人に楽しんでもらえると思うけど、とくに若い世代の人に見てほしいわね。12、13歳とか!ネイトと同じくらいの年齢の子たちが、ネイトの姿を見て共感できる部分もあるしいいと思うわ。ネイトはとても自分らしく、夢に向かって突き進んでいて、若い人たちが自分を好きになるきっかけになればうれしいわ!
ーー私たちは日本のメディアなのですが、リサさんは今まで日本へ来たことはありますか?
日本へはまだ行ったことがないの!私はあまりたくさん旅行はしないタイプの人間なの。でも日本は本当に本当に美しいところだっていうのは知ってる!だから行ってみたいわ。
(インタビュー終わり)[取材・文: 山咲こむぎ]