東京・麻布十番は、新旧が交錯するお店が立ち並び、センスの光る手土産の選択肢が豊富にある街です。そんな麻布十番で見つけた、大切な人を喜ばせるような手土産が購入出来るお店を、厳選して10選ご紹介します。
1. たい焼き:浪花家総本店
和菓子好きを喜ばせるには、まずは元祖・たい焼きのお店、浪花家総本店のたい焼き(180円)ではないでしょうか?今や全国各地のみならず海外でもよく知られた存在のたい焼きですが、110年以上前に創業したこちらの浪花家総本店が発明しました。
そんな元祖たい焼き店である浪花家総本店では、職人さんが一つ一つ丁寧に手焼きしています。たいやきの金型は、1匹ずつに分かれている「一丁焼き」と呼ばれるもの。先端に金型がついた長い棒を、くるくると回転させながら焼き上げていきます。完成したたい焼きは、鱗一つひとつくっきりと表現され、焼き加減も格別。外はカリッと、中はアツアツの程よい甘さの粒あんがたっぷりと入っています。
歴史と伝統に裏打ちされ、世代を超えた美味しさを守る老舗たい焼き店の味は、手土産にもぴったりです。
2. 豆菓子:豆源
1865年創業の老舗豆菓子店豆源は、おかきを始め、豆を用いた乾菓子専門のお店として開店しました。現在でも時代のニーズや嗜好に合わせながら様々な商品を展開し、手土産の定番として幅広い世代から支持を集めています。
看板商品となっているのは、豆を様々なフレーバーで味付け・コーティングした商品で、50種類以上もあるバラエティの豊かさが魅力です。「豆菓子」といえども、落花生や大豆、そら豆、えんどう豆、カシューナッツやアーモンド、マカダミアナッツなどが豆の種類も色々あり、おつまみになる味付けやスイーツとしての商品など様々な展開があります。
落花生を包んだ商品が最も多く、中でも人気なのは、高級砂糖の和三盆糖と抹茶をふんだんに使用した「抹茶(378円)」、絶妙な塩加減で海老の風味が強い「海老豆(324円)」、ヨーグルトの酸味が病みつきになる「ヨーグルト豆(378円)」などがあります。
他にも、カシューナッツをメープルシロップ味でコーティングした「メープルカシュー(540円)」、麻布十番本店及びネットショップ限定の「モッツァレラアーモンド(540円)」も評判が高いです。
その他にも、塩おかき(大756円、小400円)や節分・ひなまつりなどの季節商品、ご進物用の詰め合わせのほか、麻布十番の本店であれば豆かんや葛きり、赤えんどう豆や茹で落花生など普段使いにもできる商品もあり、様々なシーンやイベントにもぴったりです。
3. 豆大福:いろがみ
麻布十番の憩いの場・網代公園に隣接するのが、数ある和菓子屋の中でも新顔であるいろがみ。店名の「いろがみ」は、「色香味」のコンセプトに沿って季節の色彩(色)、素材の香り(香)、繊細な味わい(味)を重視した商品を展開する、という意味で付けられています。
伝統的な和菓子を販売しつつも、現代的なセンスを取り入れ、和菓子文化から距離のできそうな若者世代にも支持を受ける美しく洗練されたお菓子が魅力です。
お抹茶とともにいただきたい見た目にも美しい季節の「上生菓子(350円)」は、季節ごとの草花や情景を表現。このほか、フランス産のバターを使い、和洋折衷を見事に体現する「香りのバターどら焼き(330円)」、「塩豆大福(280円)」も人気商品となっています。塩豆大福は、石川県能登産のもち米と大納言小豆に加え、程よい硬さの赤えんどう豆が散りばめられ、絶妙な塩梅の塩餡が人気の秘密です。
4. かりんとう:麻布かりんと
豆源と同様、麻布十番に本店を構えながら、全国の百貨店・デパートを中心に販売され、麻布十番発のご進物の定番とも言えるのがかりんとう専門店の麻布かりんとです。
50種類を超えるかりんとうがあり、一種類ごとの個装デザインも伝統を感じつつ現代風の包装となっています。デザインを見て味を想像しながら、ラッピングの素敵さで選ぶのもいいですし、商品説明をじっくりと読み込みながら、好みの味を見つけるのも楽しいです。
最もシンプルな「麻布かりんと」(370円)をはじめ、おつまみにもぴったりな「ガーリックソルトかりんと」(464円)、おかきのような「カレーかりんと」(420円)のほか、春夏秋冬それぞれの食材を用いた季節限定のかりんとうも販売しています。季節ごとに贈りたくなる商品となっています。
5. 野菜菓子:麻布野菜菓子
野菜を取り入れた一風変わったお菓子屋さんがあります。それが麻布野菜菓子です。季節の野菜を使った野菜の羊羹、最中やフィナンシェ、野菜餡のどら焼きや野菜チップスを販売しており、聞いただけでは味の想像ができないけれど食べたらおいしいお菓子を製造・販売しています。
白あんにたっぷりの野菜を練り込んで、隠し味にラム酒を利かせた大人の羊羹である「野菜の羊羹(313円/個)」。トマト、生姜、ほうれん草、ごぼう、いちじく味があり、赤や黄色、緑に茶色など見た目も鮮やかで、素材を感じつつも上品な味に仕上がっています。
食材にこだわり、ワンポイントでのせられた野菜もアクセントになっている「野菜のフィナンシェ(248円/個)」。生姜、紫芋をはじめ、ほうれん草と抹茶、ごぼうとココアという組み合わせもあり、野菜を使った新しい形の洋菓子となっています。また、麻布野菜菓子のフィナンシェは、ANA(羽田〜伊丹)のプレミアムクラス(2017年〜2018年)の茶菓子として選ばれたこともあります。
麻布野菜菓子では、お店では単品1個から購入可能ですが、店舗及びオンラインでは最中やミニトマトジュース、水羊羹などと一緒にセットとなったご進物用詰め合わせもあります。予算やお菓子の種類の希望に応じて、様々な組み合わせから選ぶことができます。健康的でいつもとは少し変わった贈り物をしてみませんか?