宮ケ瀬越

仏果山山頂から20分ほど歩くと、宮ヶ瀬越です。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

ここは仏果山と高取山の分岐となっているところです。高取山方面に進みます。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

ここからは道幅が狭くなったり、はしごが登場したり、細かくアップダウンもあるので低負荷のアトラクションがずっと続く感じで、飽きずに登れます。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

単調な道だと、数時間山中を歩き続けると、集中力が切れてしまいますが、こうした手足を使うような細かいアップダウンや、

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

痩せ尾根を歩いたりするので、冒険感覚で登れます。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

痩せ尾根について少々補足しておきましょう。尾根とは両サイドが谷になっている地形のことです。この谷の傾斜が急なものを「痩せ尾根」と呼びます。おのずと道の周囲はとっても開けた景色になります。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

高取山

宮ヶ瀬越から20分ほどで高取山の山頂に到着します。筆者は関東の低山登りが大好きなのですが、低山でよくある名前のひとつが「高取山」です。実はこの近辺だけで3つもあります。神奈川県逗子市には漢字違いで「鷹取山」があります。高取山も鷹取山も由来は同じとされていて、漢字の通り、鷹を取るための狩場となっていたそうです。

高取山にも展望台があります。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

向こうの仏果山の展望台も見えますね。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

高取山は宮ケ瀬湖に近いので、仏果山の展望台からみたときよりも、さらに宮ケ瀬湖が迫って見えます。さらにここから30分ほどで宮ケ瀬湖を迫力MAXで見られるポイントがあるんです。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

最高の宮ヶ瀬湖ビュースポット

登山道の後半には、最後にして最高のビュースポットがあります!この道の先の開けた場所からは・・・

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

宮ヶ瀬湖が眼下に見えます!思わず口から出た言葉は「あおーい!」でした。素直にそう表現したくなる景色です。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

宮ヶ瀬湖を見下ろせる場所にベンチがあるので、ここでしばし休憩することができます。登山で熱くなった体に風があたってとっても心地がいいです。とにかく視界に入ってくるものすべてが圧倒的な美しさと迫力です。青々とした湖、そこを囲む重なり合う山々、高圧電線・・・。

ふと思ったのですが、山から湖まで張られている高圧電線ってどうやって通したんでしょう??ここから宮ヶ瀬湖に続く電線は、よく見渡せる分、どうやって作ったんだろう?と、とっても不思議になります。

おまけ② 山中の高圧電線はどうやって作られている?

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

皆さんはどうやって高圧電線を作るのかご存知ですか?まず資材の運搬は、複数の手段があるそうなのですが、①ヘリコプター ②土木工事用のモノレール が主な手段だそうです。それぞれ環境に応じて掛かるコストによって使い分けているそうです。

そして鉄塔と鉄塔の間にどうやって電線を張るかと言うと、

①まずはヘリコプターで、細くて軽いロープを鉄塔に引き上げる
②次に細いロープの先に、太いロープを結び、引っ張って太いロープを鉄塔間に渡す
③今度は太いロープの先に、細いワイヤーを結び、引っ張って細いワイヤーを鉄塔間に渡す
④同じように細いワイヤーの先に、太いワイヤーを結び、引っ張って太いワイヤーを鉄塔間に渡す
⑤いよいよ!太いワイヤーの先に、電線を結び、引っ張って電線を鉄塔間に渡す!

いやー、手間がかかりますが確実かつ堅実な方法ですよね。

難所の階段

今回の登山コースはもうすぐ終わりなのですが、実はここから難所が待っています!宮ケ瀬湖が眼前なので「終わった、終わった」と油断してはいけません!というのも個人的には今回のルートで一番ヤバいと思われるのが、この先なんです。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

写真では伝わりにくいのですが、ところどころ階段が崩れていたり、階段のステップが下山方向に傾いていたり、枯れ葉や小枝など、堆積物が多くて滑りやすかったり、ロープが張られているものの、ロープが括り付けられている支柱が抜けかけていたり・・・とにかく「転んで滑ったら、かなり下まで転がり落ちちゃうな。大けがするな」という気配満載の道なのです。

今回、登山口からこの階段を下りるまで、休憩時間を含めて6時間ほどの工程です。この最後の階段は15分程度の短いものですが、疲労がピークになるタイミングでもあり、最後の油断から足を踏み外したりもするので、本当に気をつけてくださいね。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

宮ヶ瀬湖クルーズ

ここで楽しめるのは登山だけではありません。登山道からは青々とした宮ケ瀬湖を幾度も見ることができると紹介しましたが、見るだけでは物足りない!せっかくなので船にも乗っちゃいましょう。

宮ケ瀬湖畔の「水とエネルギー館」前にあるチケットカウンターで、乗船券を買うことができます。シャトルコースは大人1人600円、遊覧コース(30分)は大人1人1,200円です。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

また宮ヶ瀬湖を航行する遊覧船は「水とエネルギー館」の前からが出ています。湖や周囲の自然や景観を楽しめますよ。乗車中は紹介音声も流れるので、なかなか楽しめます。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

最後に:登山道で見られる観光キャラクター「あいちゃん」

今回の登山中、ちょいちょい気になったのが、ご当地ゆるキャラ「あいちゃん」。登山道のある神奈川県愛川町の観光キャラクターです。

最高の展望がずっと続く山【神奈川・仏果山~高取山~宮ケ瀬湖】
(画像=えいぶゆう/TossyPhoto トリップノートより引用)

あいちゃんは戦国時代に、ここ愛川町で繰り広げられた北条軍と武田軍による合戦がモチーフになっているようで、頭には兜、さらには町の鳥カワセミまであしらっちゃった、色々詰め込みすぎな憎めないキャラです。山中、ちょいちょい登場するので、是非チェックしてみてくださいね。

提供・トリップノート



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