フランスはサマータイムに変わり、いよいよ待ちに待った春がやってきます。パリ全体がウキウキソワソワし始める季節です。とはいえ、まだまだ1〜2℃という真冬のように寒い日も多く、明け方6時くらいは真夜中のように真っ暗で7時すぎるとようやく少しずつ明るくなってくるという感じ。

朝起きれば1年中太陽が顔をのぞかせているのがあたりまえの日本から比べると、パリの冬は本当に長くて暗く感じるのですが、だからこそ春の待ち遠しさが一段と強く感じられます。太陽の光を浴びられる機会には、少しでも長く外に出ることを考えてしまうほどです。

蚤の市、人形劇、動物園。春のパリ散歩が楽しくなるご近所イベント
(画像=子ども服やおもちゃなど子ども関連のものだけに限定されたフリーマーケット。フランスでは子どものものなどもお古を探したり売ったりするのが一般的、『PARIS mag』より引用)

そして、この季節になると一気に増えるのが、街をぶらぶらする日常の散歩を何倍にも楽しくしてくれる小さなイベントたち。

蚤の市、人形劇、動物園。春のパリ散歩が楽しくなるご近所イベント
(画像=区が開催するイベントもいろいろ。これは公園にブラスバンドや子ども用ゲームや屋台が集まった週末のお祭り、『PARIS mag』より引用)

毎週末のようにあちこちで開催される蚤の市・ブロカント、公園や広場に出現する小さな人形劇小屋やサーカス、区役所前の広場などで開催される地方の物産展や音楽祭やミニ移動動物園、子ども服やおもちゃ限定のフリーマーケットなどなど。

マルシェ、蚤の市、ギニョール…お散歩がてらのお楽しみ

蚤の市、人形劇、動物園。春のパリ散歩が楽しくなるご近所イベント
(画像=週末限定の蚤の市はパリのあちこちに出現します。散歩がてら掘り出し物を探す人で賑わいます、『PARIS mag』より引用)

我が家も先週末、そんなイベントを巡るお散歩を楽しみました。午前中はマルシェへ野菜や果物を買いに行き、その足で近所の商店街に並んだ蚤の市でブロカントを見て回り、掘り出し物を探しながらぶらぶら。

蚤の市、人形劇、動物園。春のパリ散歩が楽しくなるご近所イベント
(画像=昔から変わらないアナログでノスタルジックな人形劇。子どもたちは笑って悲鳴をあげて大喜び!、『PARIS mag』より引用)

午後は息子が通う学校のすぐそばのエッフェル塔が見える並木道に週末限定で登場した小屋に「ギニョール(=人形劇)」を見に行きました。パリでは子どもも大人も楽しめるこういうイベントが毎週末のように開催されていますが、この季節になるとイベントの数がぐっと増えて、春の楽しい気分を高めてくれます。

蚤の市、人形劇、動物園。春のパリ散歩が楽しくなるご近所イベント
(画像=区役所広場に出現した小さな移動動物園。牛、やぎ、うさぎ、モルモットなどと触れ合えて子どもたちも大喜び!、『PARIS mag』より引用)

だいたいの場合、イベントの数日前にイベント開催を知らせる看板や垂れ幕があちこちに設置され、学校帰りや買い物に行ったときに知ることになるのです。つまり全部自宅から徒歩圏内のご近所での話。気合いを入れて遠出しなくても、いつもの休日ご近所散歩のついでに楽しむことができることがたくさん発見できるパリ。今日も何か楽しいイベントのお知らせがないかなあなんてキョロキョロしながら街を歩いています。


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

【こちらの記事も読まれています】
今気になるのは“固め”プリン。都内で楽しめるプリン6選
フランスの国民食!クスクスを使ったタブレのレシピ
おうち時間に作りたい!家庭で作るフレンチレシピ集
パリのブロカントショップ『Brocante Petite LULU』に聞く、アンティークの楽しみ
2020年最新!パリグルメ通がおすすめするパリのお土産4選