映画『沈黙の断崖』のネタバレあらすじ
ここでは、映画『沈黙の断崖』のネタバレを含む詳しいあらすじを解説します。まだ本作をご覧になっていない方は、お気を付けてご覧ください。
ネタバレ①起
ジャック・タガート(スティーヴン・セガール)はアメリカ環境保護庁の調査官でした。ジャックは親友であり同僚であったフランクの訃報を受け、生前のフランクが受け持っていた調査案件を引き継ぎます。
フランクが調査をしていたのは、不法投棄問題でした。フランクは田舎町を実質的に支配していたハンナコール社が有毒な産業廃棄物を不法投棄を行っていたという情報を掴んでいましたが、事故に見せて殺されてしまったという事実を知ります。
ジャックはよそ者に排他的な田舎町に馴染むため、大工仕事のボランティアに扮装しました。しかしハンナコール社の権力は凄まじく、ジャックは行く先々で妨害を受けます。
一方でオーリン・ハンナ(ブラッド・ハント)は、ただならぬ捜査官が町に来たと息子のオーリン・ジュニア・ハンナから報告を受けていました。オーリン・ジュニア・ハンナは、ハンナコール社の取締役です。
ネタバレ②承
ジャックは町で孤立しているサラ・ケロッグ(マーグ・ヘルゲンバーガー)と知り合います。二人が知り合ったきっかけは、サラが雑貨屋に卸していた自家製ハチミツをジャックが買ったことでした。
ジャックはさらにサラを車で自宅へ送ります。ある事件がきっかけで町の住民から嫌がらせを受けていたサラですが、ジャックには、心を開きました。翌日になり、雑貨屋で買い物をしていたジャックは、町に来てから繰り返し嫌がらせをしてきた二人に遭遇します。
ジャックは、再び調査の妨害をする二人を軽く返り討ちにしますが、保安官がジャックを暴行罪で逮捕しようとしました。牧師のボブがジャックの正当防衛を主張したため、収束します。話を聞くとボブもハンナコール社に不信感を抱いている様子です。
図書館でジャックは、サラに父殺しの容疑をかけられていた過去があったことを知ります。一方サラの家ではサラの兄・アールがサラに、よそ者のジャックとは深く付き合うなと忠告されていました。
ネタバレ③転
再びジャックを追い出そうとする罠を仕掛けますが、ジャックは正体を明かして切り抜けます。ジャックが捜査官だと知ったサラは、情報収集のために自分に近寄ってきたのだと激昂しました。思い直したサラは亡くなった父が遺した地図をジャックに提供します。
ジャックはサラからもらった地図を見て、問題の場所に向かいますが、再びハンナコール社による妨害を受けました。ジャックは住民たちに力を合わせて、ハンナコール社に立ち向かうよう呼びかけましたが、ハンナコール社を恐れて、誰も立ち上がりません。
町が祭りの季節を迎えました。祭りの最中にジャックは、サラに付きまとってきたジュニアを撃退します。祭りの途中にボブの教会が放火されたためジャックが駆けつけると、サラの兄であるアールがいました。
アールはジャックに「ハンナコール社の産業廃棄物が捨てられている現場に案内する」と告白します。アールがジャックを嵌めようとしていることに気付いたサラですが、アールはサラを閉じ込めてしまいました。
ネタバレ⑤結
ジャックは鉱山に仕掛けていた爆薬で自身が脱出するとともに、アールや手下たちを巻き込みます。ジャックは救出したサラに今回の事件の証人になってほしいことを伝えました。サラの身が危険だと感じたジャックは、彼女を保護するように上司に連絡します。
しかしサラを保護するために到着したエージェントは、敵です。それだけでなく、ジャックの上司であるラーセンは金銭のやりとりで買収されていました。証拠を集めたジャックは、裁判に臨むことになります。オーリンは証拠をもみ消す動きを見せていました。
ジャックはサラに別れを告げ、事件が解決したら一緒に暮らすと約束します。オーリン親子は裁判で5万ドルの罰金を命じられました。ジャックは上司であるラーセンを逮捕させます。さらに、ハンナコール社の手下たちを叩きのめして、ジュニアに不正の証拠を提出するよう約束させました。
オーリンの逮捕に成功したジャックは、サラに会いに行きます。ジャックが新しい養蜂箱を渡すと、サラはジャックに抱きつきました。
見どころ
映画『沈黙の断崖』は、町を支配する巨大な組織にたった一人で戦いを挑み、勝利する西部劇のような作品です。主人公のジャック(スティーヴン・セガール)は、本作のなかで銃を持つ敵役を格闘技で鮮やかになぎ倒してしまいます。
格闘技による見せ場も魅力的ですが、主人公であるジャックのキャラクターも魅力的です。高い格闘技術を持つだけでなく、頭脳明晰であり、金銭で買収されません。加えて、自分の能力を鼻にかけたりすることもなく、作中で出会う人々にも礼儀正しく接しています。
映画のなかのキャラクターだとしても完璧すぎると思ってしまうかもしれませんが、ここまでまっすぐな主人公はなかなかいません。
主人公のジャックを演じているスティーヴン・セガールが武術を学んでいるため、作中では見せかけではない本物の格闘技が見れるのも魅力です。結末もハッピーエンドなため、映画が好きな方のなかでもスカッとするアクション映画が好きな方におすすめの作品となっています。
映画『沈黙の断崖』の口コミ・評価
ここでは実際に映画『沈黙の断崖』を鑑賞した方の感想をご紹介します。口コミはそれぞれ良い・中立・悪いの3つに分けております。これから鑑賞する場合の参考にしてみてください。
良い口コミ
黒幕の追い詰め方も、かなりじっくり。内通してた上司をも引っ捕らえる終わり方もスーッとした。90年代後半らしいBGMとともに、朝日が昇る中のエンディングはあっさりながらも心にジンと来る。
引用元:YAHOO!映画
沈黙シリーズ3本の指に入る名作。痛快度は最高レベル!!展開も後半2点3点し全編観ていて隙も無く楽しめる。
引用元:YAHOO!映画
中立的な口コミ
悪役もボコボコにされているのに懲りずに挑発するだなんて命知らずもいいとこ・・・先のことなど全く考えず暴れまくるセガールは安定感あります。
引用元:YAHOO!映画
スティーブン・セガールってそれ自体がキャラクターで、かつ作品もキャラクターですよね。そういうキャラクター作品と割り切れる人には痛快な作品です。
引用元:YAHOO!映画
悪い口コミ
環境問題をどうこう言いたいのはわかったけど、断崖とか要塞とかいくつも作る必要ないんじゃ??
引用元:YAHOO!映画
いつも通りのセガール映画。シリーズに関係なく展開がワンパターン。
引用元:YAHOO!映画