日本を代表する山岳景勝地である「上高地」。標高約1,500mに位置し、雄大な北アルプスが目の前にそびえ立ちます。また清流が流れ、湿地あり池ありと美しい自然風景が楽しめるエリアです。人気スポットには遊歩道が整備されており、山初心者の方も安心・安全に山岳景勝が楽しめます。今回は「大正池」から上高地観光の拠点である「かっぱ橋」までの魅力を紹介いたします。
上高地に行くには(アクセス)
上高地はマイカーの乗り入れはできません。長野県側の駐車場「沢渡」もしくは岐阜県側の駐車場がある「平湯温泉」に車を止めてバスかタクシーで向かいます。
両駐車場から上高地散策の起点となる「上高地バスターミナル」までは約30分ほどです。ピーク時はバス車内も道も大変混雑しますので、ゆとりを持って行動しましょう。(上高地への入山期間は、毎年4月下旬から11月中旬です。)
長野県側の玄関である「沢渡」までは、長野自動車道「松本IC」から国道158号線を北上し約1時間程の道のりです。
電車でのアクセスはJR松本駅から松本電鉄に乗車「新島々駅」で上高地行きのバスに乗り継ぎます。
今回は「上高地バスターミナル」の手前の停留所である「大正池」バス停で下車して、上高地のスポット「かっぱ橋」を目指すルートの見どころを紹介します。
「大正池」から「田代橋」をつなぐ自然研究路
「大正池」から「田代橋」までの約1.9kmに整備されている遊歩道で、「梓川」や湿原、森林など様々な自然の風景が楽しめ、可憐な高山植物も見られます。
大正池
大正4年の焼岳の噴火により「梓川」が堰き止められたことによりできた池です。立ち枯れした木々が美しさを演出しています。
焼岳
大正池の正面に見える、長野県と岐阜県にまたがる標高2,455mの北アルプス唯一の活火山。大正池とのコントラストがとても美しい山です。
梓川
上高地内を流れる清流です。「明神池」や「大正池」、湿地帯などを形成し上高地の景観を演出しています。
遊歩道は「梓川」沿いに整備されており、常に美しい「梓川」の流れを楽しむ事ができます。
田代池・田代湿原
原生林の中に広がる湿原をともなった池。水面に映る穂高岳の姿が美しいです。
この田代池から自然研究路の最終地点である田代橋の間は、森林の中を歩く「林間コース」と「梓川」沿いをあるく「梓川コース」を選択できます。