「なんでもいい」と答える人の心理
「何が食べたい?」「なんでもいいよ」
「(プレゼントなど)、何か欲しいものある?」「うーん、なんでもいいかな」
これは男女間だけでなく、家族や友人、職場の同僚との間にもみられる、とてもありふれたやりとりです。
気楽な気持ちで「なんでもいい」と答えたら、夕飯に嫌いなメニューが出てきたり、大事な仕事で失敗してしまったり…。
ではどうして「なんでもいい」と答えてしまうのでしょうか。
その心理を考えてみたいと思います。
「なんでもいい」と答えてしまう理由は、たくさん考えられます。
- 食べたいものが決まっていない
- 嫌いな食べ物がない
- 一緒に食事ができればそれだけで幸せ
- 相手に気を遣っている
- 相手がどんなお店を選ぶかを見たい
- 自分で決めて、ダメ出しをされたくない
- 単純に、決めたり考えたりするのが面倒くさい
などです。 しかし、なんとなく「なんでもいい」と答えればすべてがうまくいくかというと、必ずしもそうではありません。
「何が食べたい?」と聞くときの、彼氏の心理
ではデートで「何が食べたい?」と聞く場合、彼氏はいったいどんな事態を想定しているのでしょうか? 決して彼女が困ることや、気まずい空気になることを想定しているわけではありません。 男性が女性と行動する際、相手がモテる女子でもそうでなくても、レディファーストを意識する場面があります。それゆえ、女性の希望を優先しようという心理が働き、彼氏から彼女に質問をするのです。 また、付き合い始めのカップルの場合は、「自分が一方的に決めた場所が、彼女が喜ぶ場所とは限らない」「彼女に引かれたくない」という思いが、よりいっそう作用しがちです。
「なんでもいい」と答えられたときの、彼氏の心理
では彼女が「なんでもいい」と答えたとき、彼氏の心理はどうなっているのでしょうか。 彼女の好みを知り尽くしていて、その瞬間の気分まで見抜いてしまうような彼氏であれば、食事の場所も記念日のプレゼントもスムーズに選ぶことができるでしょう。しかしこれらを常に実践できる彼氏は、実際にどのくらいいるのでしょうか。
「なんでもいいよ」は、男が困る言葉ランキングの上位に入っています。 これは食事だけに限らず、デートの場所やプレゼントについてもいえることです。 「今日のデートは俺に任されている…!」というような、心理的プレッシャーを楽しむことができる彼氏であれば、これはこれでいいのかもしれません。 ただそうでない人にとっては「俺に丸投げかよ!」「考える気あるのかよ!」「本当になんでもいいのかよ、知らねーぞ!」と、関係がこじれてしまう発端にもなりかねません。