2022北京オリンピック閉幕から1ケ月超。多くの日本人アスリートが注目されましたが、なかでもフィギュアスケート・羽生結弦選手の人気は海外がすさまじいようです。

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

北京オリンピックのエキジビションで 代表撮影:雑誌協会

 以前から世界的に人気はあったものの、オリンピックを機に中国での羽生人気が大爆発。日本語版の写真集や関連本にも、海外からの注文が相次いているといいます。書籍の輸出を手掛ける日販アイ・ピー・エス(株)輸出事業課の高橋美里さんに、“羽生本”の動向を聞きました。

日本語の羽生本にも、海外から注文が殺到

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

北京オリンピック 男子フリー 代表撮影:雑誌協会

「以前から海外でもフィギュアスケートは人気で、なかでも、羽生さん関連のタイトルは発売が告知されるとご注文を多く頂いていました。

特に北京五輪の際は、中国国内での注目度も大変高く、開幕直前から関連書のご注文・お問い合わせが続いておりました。 『光 −Be the Light−』(集英社)、『yuzu’ll be back 3』(スポーツニッポン新聞社)といった写真集や、日本語の読み物『蒼い炎』『蒼い炎2 -飛翔編-』(共に扶桑社)、『羽生結弦未来をつくる』(集英社)、『夢を生きる』(中央公論新社)なども、言葉の壁を越えてご注文が多いです」(日販アイ・ピー・エス、高橋さん)

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

『蒼い炎』『蒼い炎2』

自叙伝『蒼い炎』(2012)『蒼い炎2 -飛翔編-』(2016)はジュニア時代のめちゃくちゃ可愛い写真やオフの写真なども多く、中国(簡体字)版も出版されて爆売れしています。台湾(繁体字)版・ベトナム語版もあります。それでも、海外書店から日本語版にも注文が相次ぐとは…。

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

中国版『蒼炎2』

プロフィールが更新されるたびに買う人も

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

北京オリンピック ショートプログラム 代表撮影:雑誌協会

「とにかく『少しでも早く出荷してほしい!』というご要望を多くいただきました。この2冊は、インタビューを中心に折々の写真を交えてまとめられた、羽生さんを知るために必携のタイトルだと思います。  また、先日『蒼い炎』の掲載内容に改訂がありましたか?と問い合わせをいただき、版元のご担当の方に伺ったところ『増刷分より奥付とカバーのプロフィールが更新されている』とのことでした。ファンの方はそこまでチェックしているのか!と驚きましたが、羽生さんへの応援の熱を感じました」(高橋さん)

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

世界のファン悶絶!エキシビションのフィナーレで、中国の柳鑫宇選手に“お姫様抱っこ”される羽生選手 代表撮影:雑誌協会

 実は2022年3月に重版された『蒼い炎』27刷と『蒼い炎2』7刷からプロフィールが新しくなり、北京オリンピックでの戦果が1行加わっているのです(※)。これを告知した版元のツイート(フィギュアスケートLife公式)は、中国語訳されて現地SNSでも広く拡散されています。

「『蒼い炎』は初版が10年前で、羽生さんが活躍するたびに、帯コピーやプロフィールが重版で何回か変わっています。そのたびに買ってくださるファンもいるくらいです」と編集担当者。ゆづ愛、恐るべし!

※この版がどこの書店にあるかは、残念ながら出版社側にもわかりません。

羽生結弦の海外人気が止まらない。“羽生本”が中国etc.で爆売れのわけ
(画像=『女子SPA!』より引用)

北京オリンピックのマスコット、パンダの「ビンドゥンドゥン」と 代表撮影:雑誌協会