転職のプロからのアドバイス
1. 転職活動に資格取得はマストではない
相談者様は「特別なスキルや資格がない」と言われていますが、「スキル」と「資格」は別のもの。転職活動で「資格」が重視されることはほぼありません。
もちろん、専門職への転職の場合は有資格者であることがプラスに働く場合もありますが、職種未経験の有資格者よりも、実務経験豊富な無資格者のほうが評価されることが多いのです。
よって「転職のために資格を取る」のではなく「今の仕事で実績作りに注力する」ほうが現実的。実績というと営業成績などに目が行きがちですが、事務職であっても転職活動が有利になる実績を実務で作ることは可能です。
2. 事務職からのキャリアチェンジは可能
一般事務といっても、所属部署によって業務の幅は様々。労務関連の知識や、営業アシスタント経験がある場合は、それらを活かした転職が可能です。
バックオフィス系の正社員求人は確かに減少傾向にあります。「定年まで正社員で働きたい」と考えるならば、将来性を見据えてより専門性の高いポジションへのキャリアチェンジも視野にいれては。
但し、事務から営業といった大幅な方向転換には相応の覚悟が必要になります。
3. 一時の感情に流されないで!「現職に残る」も選択のひとつ
コロナ禍で不安な中、将来を悲観して転職を考えるお気持ちはよくわかりますが、内容が漠然としているようにお見受けします。
現職の企業体質に不信感をお持ちとのことですが、どんな企業でも100%の満足は得られないもの。仕事内容に不満がないならば、一時の感情に流されて転職するのは危険です。
どうして今の会社ではダメなのか?転職したい本当の理由は何なのか?改めて分析してみてはいかがでしょうか。
今回のお悩み相談員
MAPウーマンキャリア 菊池 華恵
株式会社MAPウーマンキャリア取締役。東北地方出身。歴史好きで、休日は城跡や遺跡巡りをするのが楽しみ。
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