世の中には要領がいい人がいます。特に仕事の場面では要領がいい特徴を持つ人は重宝されます。なかなか効率が上がらない要領の悪い人は、コツがわかってないのかもしれません。要領がよくなるにはできる人の特徴やよさをマネしてみませんか。ここでは要領のいい人の特徴を、詳しくご紹介します。
要領がいいの意味とは?
要領がいいの意味
要領がいいの意味とは、物事を上手く処理する方法を心得ていることや手際がいいことを言います。また、上手に立ち回る術を心得ていることも言います。仕事やプライベートでも、他人と比較して上手く立ち回ったり、手際よく処理できる人のことを「要領がいい人だ」と使われます。
要領がいいの類語
要領がいいの類語としては、「ちゃっかりしている」とか「世渡り上手」などが挙げられます。また、「そつがない」や「処理能力が高い」場合も、要領がいいと同じように使われます。
要領がいい人の特徴8選
要領がいい人の特徴①人の失敗を糧にする
要領がいい人の特徴その1は、他人の失敗を糧にすることです。他人の失敗は通常そのままスルーされるものですが、要領がいい人は「人のふり見て我がふり直せ」をきっちりと行います。他人が失敗したり解決に困ったことをちゃんと見て、かつ自分は同じ失敗をしないように心がけます。
こうしたら成功する、こうしたら困ることが少なくなるということをきちんと学習していくので、同じ間違いをしたりしません。兄弟姉妹で考えるとよくわかるかもしれません。上の兄姉が失敗したことをちゃんと見て、同じミスを避ける弟妹のようなものです。仕事においても、他の人の失敗の原因を確認し糧にします。
要領がいい人の特徴②バランス感覚に長けている
要領がいい人の特徴その2は、バランス感覚に長けていることです。何かに特別に秀でるのではなく、必要なことを全方向に同じ位の力で発揮できる能力を有していると言えます。仕事や勉強だけではなく、人間関係でも同じことが言えます。自己主張もそれなりに行いますが、協調性も同じほど持ち合わせています。
バランス感覚に長けている人は周囲にそれほど嫌われることなく、そつなく周囲との関係性を保ったり、自分をフォローしてくれる人間を確保することができます。仕事をする上でバランス感覚は非常に重要になるため、信頼されることやあてにされることも多いでしょう。
要領がいい人の特徴③仕事などで周りに助けを求めることができる
要領がいい人の特徴その3は、周りに助けを求めることができることです。世の中には、助けを求めることができない人がたくさんいます。しかし、要領がいい人はよく周りに助けを求めます。必要な分だけ助けを求め、必要な分だけ活用します。その辺りの感覚が、他の人と比較すると研ぎ澄まされています。
助けを求める際も、嫌味にならない程度に卑屈になり、相手が助けたいという気持ちをきっちりくすぐります。感謝もそつなく表します。周囲の人はそんな要領のいい人に対して、ついつい気を許してしまいます。
要領がいい人の特徴④着地点を大事にする
要領がいい人の特徴その4は、着地点を大事にすることです。目的に向かって進むとき、人は時としてプロセスを重視しすぎてしまい、目的地がぶれてしまうことがあります。要領がいい人は、自分の着地点を絶対にずらしません。その着地点に進む間のプロセスは、どのようなたどり方をしても気にしません。
着地点を絶対にずらさないといった考え方のため、結果的にプロセスも口に出すほどぶれずに着地点に辿り着くことができます。こういったタイプの人が仕事の上司になれば、プロセスは部下にまかすため部下はある程度自分の自由裁量で冒険ができるでしょう。
要領がいい人の特徴⑤物事を複雑に考えない
要領がいい人の特徴その5は、物事を複雑に考えないことです。物事に色々な要素を差し込んで、ただでさえ面倒臭い物事を複雑にすることがなく、逆にさまざまな要素に目を奪われることなくシンプルに考えます。シンプルに考える以上、プロセスも至極シンプルになります。
要領のいい人にとって、複雑に考えることは時間の無駄であり、頭を使っていない行為になります。逆を言えば、どんな複雑な問題でも、一番問題点になる部分に要点をしぼったシンプルな解決策を提示することができることも特徴です。周囲の人も、そこにしぼればシンプルだと納得できる解決策であることがほとんどです。
要領のいい人の特徴⑥できることから手をつけていく
要領がいい人の特徴その6は、できることから手をつけていくことです。要領のいい人は、物事や問題に取り組む時、まずできるところから手をつけていきます。たくさんのファクターがあるとしても、できないことを相手にしたり、あちこち順番に少しずつ手を出すということがありません。
できることから手をつけて、処理する必要があることを処理していきます。そのため、手を出し過ぎて意味がわからなくなったという事態をまねくことがありません。その手さばきのよさは、やはり要領のよさと関係があるでしょう。
要領がいい人の特徴⑦判断力を持ち合わせている
要領がいい人の特徴その7は、判断する力をきっちりと持っていることです。意外に判断することが難しいものです。どのタイミングでどのように判断するか、決めることは責任もかかる問題で先延ばしにしたり優柔不断になりがちです。しかし、要領がいい人は、適切なタイミングでさっぱりと判断して決めてしまいます。
要領のいい人は判断するにあたって、特に仕事ではそうですが、複雑な要素や入り乱れる周りの意見を集約した上でシンプルな判断をすることも特徴です。関わった全ての人が納得する、すっきりとした解決策を提示することができるでしょう。
要領がいい人の特徴⑧頭が良い
要領がいい人の特徴その8は、頭が良いことです。頭が良いといっても、よく言われる天才とか秀才ではなく、もともとの地頭が良いという意味です。理解が早く、人の話をよく聞いている上に、自分に必要な部分だけを抽出して覚えることができるのが特徴です。そして、不必要な部分は即座に取り除くことができるのです。
そういった地頭のよさは、思考をまとめたり行動に移すことが早くできる要領のよさにつながります。勉強ができるのとは若干異なるので、成績のよさが要領のよさにつながるわけではありません。成績が良くても、いい学校を出ていても要領が悪い人がいるのは、そういった理由によるものです。
要領が悪い人の特徴5選
要領が悪い人の特徴①プライドが高い
要領が悪い人の特徴その1は、プライドが高いことです。要領の悪い人は、要領が悪いのですから誰かに助けを乞うたりすればいいのですが、プライドの高さ故に助けてもらったり、弱音を吐いたりとできない傾向が強いです。誰かがスムーズに物事が進むように進言しても、プライドから却下したりします。
自分の思うように物事を進め、それがどんなに遠回りだとしても貫きます。結果時間がとんでもなくかかったり、目的に達しないこともあります。その労力や時間は、全て要領の悪い人のプライドの高さが原因とも言えます。
要領が悪い人の特徴②ややこしく考える傾向が強い
要領が悪い人の特徴その2は、物事をややこしく考える傾向が強いことです。要領のいい人と真逆で、要領の悪い人は物事をややこしく考えます。そのため、何が必要なことで何が不必要なことかの分別ができなくなってきます。ややこしく考えているうちに、シンプルだったはずの物事が複雑化していきます。
そして複雑になった物事を処理しようとしても、全部をぐちゃぐちゃに処理しようとするので混乱したり処理が遅くなったりします。また、もともとの問題点がぼやけてしまったり、要点がずれた処理になってしまうこともあります。
要領が悪い人の特徴③何でも自分一人で抱え込む
要領が悪い人の特徴その3は、自分一人で抱え込むことです。助けを乞えない要領の悪い人は、全て自分で解決しようとします。解決に至る道程で、不愉快やことや無茶ぶりなど、さまざまな問題が起きてくるはずです。しかし、そういったものも含めて、一人で抱え込んでしまいます。そうすることによって、物事が停滞します。
また、一人で処理しきれない物事も誰にも助けを求めず処理しようとするため、処理しきれずに悩んだり苦しんだりすることもあるでしょう。悩んでも考えても、その時間そのものが無駄な時間であり、要領の悪さにつながってしまうことも要領の悪い人の特徴と言えます。
要領が悪い人の特徴④いろいろなことに手を出す
要領の悪い人の特徴その4は、いろいろなことに手を出すことです。要領の悪い人は、一つのことに手を出すのではなく、さまざまなことに手を出します。そのため、一つのことがなかなか終わらず、中途半端なものが大量にできてしまう状態になります。
大量にできた中途半端な物事や問題はとても処理できるような状態ではなくなり、結局何もできない何も終わらない何も解決しないことになってしまいます。
要領が悪い人の特徴⑤仕事やプライベートで自分の能力がよくわかっていない
要領の悪い人の特徴その5は、自分の能力をきちんと理解していないことです。要領が悪い人は、自分が何をどれだけできる能力があるのかを、きちんと理解して把握していないことが多々あります。そのため、能力以上の問題を抱え込んだり、処理できない案件に挑んで頭を抱えたりしがちです。
処理できない問題かどうか、自分の能力を理解して仕事やプライベートでの問題に臨むことが要領の悪い人はできません。改善方法などもありますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。