転職のプロからのアドバイス
1. アパレルからのキャリアチェンジを狙うなら、20代の今!
私自身、ウェディング業界から人材業界に転職した経験があります。サービス関連職は、いつまで立ち仕事ができるかなとか、残業が多くて体力的にも厳しいとか、20代後半になると考えますよね。
異業種転職にチャレンジするなら、一通りのキャリアを積んだ26歳の今はチャンスです。30歳過ぎて大幅な方向転換をするのは難しくなりますが、今なら異業種に飛び込むことで「新たなキャリアの武器」を十分手に入れられます。
販売・サービス業からの人材流出はコロナ禍の影響もあって激しくなりそうですし、今のタイミングで転職活動を始めて損はないでしょう。昇進・昇格も望めないとのことなので、販売職以外へのキャリアチェンジを含め、転職の可能性を探ってみては。
2. 販売職以外にも、転職できる可能性は十分にある
相談者様はおそらく、ファッションが好きでアパレル業界に入られたと思います。でも、お悩みを拝見するに、他の業界でも十分仕事にやりがいを見いだせる人のはず。
とにかく「人と接するのが好き!」という気持ちが伝わってきますので、人と関わる仕事をメインに視野を広げて考えましょう。例えば、アパレル販売経験で個人向け販売のスキルをすでにお持ちなので、さらに法人営業の経験を積むと、将来的なキャリアの幅が広がります。
販売職からの転職では、営業職全般や人材業界での活躍事例が多くあります。バックオフィス系職種を希望されるなら、パソコン作業メインの事務ではなく、人事・採用や顧客サポートなど、人と関わる仕事を検討してみるのもいいでしょう。
アパレル販売経験者は店舗・個人目標を追った経験から、数字意識が身についている方が多いです。また、ホスピタリティスキルやストレス耐性も高いことから、販売経験を評価する企業は少なくありません。「接客・販売しかできない」といった先入観は捨て、ぜひ色々な業種・職種を検討してみて下さい。
3. アパレル販売での実績を数値化・言語化する
転職活動の準備として、これまでの実績を数値化・言語化しておきましょう。
例えば目標達成プロセスや客単価の上げ方について、具体的な数字を交えて職務経歴書にまとめておくと、有力なアピール材料になります。また、副店長としてのマネジメント経験については、どんな課題にどう向き合い、どのように解決したかを言語化しておくことも大切です。
転職活動において、採用担当が重視するのは「今のスキルに再現性があるかどうか」という点。業界が違っても適用可能なスキルを持っていることを、わかりやすく数字で説明できるとベストですね。
今回のお悩み相談員
MAPウーマンキャリア 村上 美智子
ブライダル業界で接客からマネジメント、海外赴任に販促企画まで幅広く経験したのち、アドバイザーに転身。現在は保育園へ通う子供に「初めての体験」をさせることに夢中。
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