ホアキン・フェニックスが見せる新境地 インスピレーションを与え合った相互関係とは?

長い準備期間かけて築いた2人の関係性は、撮影に入り揺るぎないものになった。現場では、ホアキンの見事な演技に何度も驚かされたというミルズ監督。「ホアキンは、演じていると思われることが嫌いで、リアルに感じられるものがあればあるほど、自由に演じることができる。だから彼と一緒に仕事をすることになってから、そういう感情が自然に起こるような状況を構築するようにした」。また、ジョニーというキャラクターが『ジョーカー』などホアキンがこれまで演じてきた役と全く違うことにも触れ、「それは強く意識していた。ホアキンは頭がいいんだ。これは180度違う人物像だと分かっていて、それは僕にとっても有利に働いた」とコメント。「この作品でホアキンは新境地を見せていると思う」と太鼓判を押している。

ホアキンもミルズ監督を観察していた。ホアキンは、髪型も監督からインスピレーションを受け、さらに監督の私服や靴を拝借し出演。「ミルズ監督には温かさと繊細さがあり、それがキャラクターにも反映されているよ。彼は見た世界に影響を受け、物事を強く受け止める人なんだ」と監督から受けた役作りへの影響を語っている。

併せて解禁となったメイキング写真では、実際に監督のジャケットと靴を身に着けて撮影に挑むホアキンの姿や、2人が真剣な面持ちで話し合う姿が収められている。

ホアキン・フェニックス、『カモン カモン』への出演決定は撮影直前だった!? 彼が出演OKするまでの秘話が明らかに! 監督とお互いを理解するために何か月もかけて・・・
(画像=『カモン カモン』© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.、tvgrooveより引用)

『カモン カモン』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

STORY

NYでラジオジャーナリストとして1人で暮らすジョニーは、妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることに。LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが…

監督・脚本:マイク・ミルズ 『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』

出演:ホアキン・フェニックス、ウディ・ノーマン、ギャビー・ホフマン、モリー・ウェブスター、ジャブーキー・ヤング=ホワイト

音楽:アーロン・デスナー、ブライス・デスナー(ザ・ナショナル)

配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ

2021年/アメリカ/108分/ビスタ/5.1ch/モノクロ/原題:C’MON C’MON/日本語字幕:松浦美奈

© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.

happinet-phantom.com/cmoncmon/

公式Twitter・Instagram:@cmoncmonmoviejp


提供・tvgroove

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