3~4月は環境が変わって、カップルが別れやすい季節だと言われます。たとえば離婚件数は例年、3月がトップ(人口動態統計)。そこで、別れの季節にちなんで、「自分史上、最悪の恋愛」にまつわる人気記事を再掲載します。女性たちが振り返る、最悪恋愛の思い出とは…?
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真剣にお付き合いしていたのに、相手にとって自分は本命ではなかった――こんな経験、できれば避けたいですが、複数の異性と同時に交際している人がいる以上、知らないだけでセカンド(2号)やサード(3号)になっているケースも多々あります。
写真はイメージです(以下同じ)
「普通なら絶対にわかるはず。それに気がつかないなんてよほど鈍感なんだと思ってしました。私がその立場になるまでは……」
身に覚えのない同僚からの「結婚おめでとう!」で発覚
自身の黒歴史について、自虐的にそう話すのは吉本梨加さん(31歳・仮名・アパレルメーカー勤務)。先日結婚したばかりで今は幸せの絶頂ですが、その前に付き合っていた元カレにはとんだ赤っ恥をかかされたといいます。
「元カレは2歳年上の取引先の人で、26歳のときに上司主催のBBQパーティで知り合ったのがきっかけで付き合い始めました。年齢的に結婚を意識しますし、それを匂わせることを言うので、私も完全にその気でいたんです」
ところが、交際から2年後、彼女に予期せぬ事態が訪れます。
「ある日、いつものように出社すると、同僚が次々と『結婚おめでとう!』って祝福してくるのですが、元カレからはプロポーズもされてなく、まったく身に覚えのないことでした」
ちなみにこの噂を流したのは、付き合うきっかけを作ったBBQパーティを主催した上司。彼氏の会社の人間から彼が結婚することを聞き、「相手はてっきり君だと思って……」と告白。慌てて上司が確認を取ると、結婚相手は吉本さんではない別の女性でした。
「事情を聞こうと彼氏に何度もLINEのメッセージを入れたり、電話をかけましたが完全スルー。しばらくして一方的に別れを告げるメッセージが届き、それ以降メールも電話も着信拒否されてしまいました。
そこで彼氏を知る共通の知人に連絡を取って情報を集めところ、勤務先の専務の娘さんと婚約したという話を聞き、私は捨てられたんだと気づきました」
セカンドではなく、サードだった私
ですが、被害者は彼女だけではありませんでした。この数日後、同じように「彼氏に突然別れを告げられた」と訴えるミサさんという女性から連絡があり、二股ではなく三股だったことを知ります。
「この時点では私も彼女もヨリを戻すことなんて微塵(みじん)も考えておらず、彼氏にきっちり詫びを入れさせようと思っていました。
彼氏は逃げてばかりで捕まらなかったので実家宛に内容証明を送ったのですが、両親には『どのみち貴女たちは息子にはふさわしくない』と暴言を吐かれ、ようやく姿を現した彼氏にも『お前は3号。結婚なんて最初から考えていない』って。こっちは真剣に結婚を考えていたからその言葉が本当に悔しくて」